実は、ニューヨークには、全米でもっとも多いウクライナ移民（ウクライナ系アメリカ人、
Wikipediaによると8万人ほど）の方々がお住まいで、
マンハッタンのイースト・ビレッジには『リトル・ウクライナ』（Little Ukraine）と呼ばれる地域もあるほど。
また、その『リトル・ウクライナ』地区以外の場所にも、当然、ウクライナ系アメリカ人の方々はお住まいでして、ウクライナの主要都市の１つであるオデッサにちなんだ『リトル・オデッサ』と呼ばれる地域もブルックリンにございます。
そんな背景から、ニューヨークのローカル・メディアの記事、例えば：
…などでは、ニューヨーク全体にお住まいのウクライナ系アメリカ人の方々は、15万人ほど、とも…。
だから、ニューヨークでは、場所によっては、今まさに「祖国にいる家族や親族がポーランドに避難してます…」とお話して下さるウクライナ出身の方々に出会う機会もございます。
そして実際に、ウクライナ・ミュージアムを訪れた際、ミュージアム・ショップの店員の若い女性の方から目の前で、様々な想いを抑えつつ、静かに「祖国にいる家族や親族がポーランドに避難してます…」と言われたとき、返す言葉がなかなかでてきませんでした。なにか言おうとすると涙が溢れてきそうになって、声にならないのです。しばらく、彼女の目を見て、ただうなずくことしかできませんでした。
今、そんなニューヨークのリトル・ウクライナ地区にあるウクライナ料理の老舗レストラン、1954年創業のヴェセルカ（VESELKA、ウクライナ語で”Rainbow”「虹」の意味）では、ボルシチの売上の全額をウクライナ支援のために寄付しています。
〔ご参考〕
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