今回は、業界の専門家( James Gardner, a Boston-based retail health care consultant )が指摘する ウォルマート・ヘルスのケア・クリニック (Walmart Health Care Clinics) ほか、ウォルマートによるヘルスケア戦略のアドバンテージ、利点に絞ったまとめをお届けします。
本題に入る前に、そもそもヘルスケア市場、特に、プライマリ・ケア市場には、実は、大きなチャンス(課題)が潜んでいるという説明パートから:
現状の米国のプライマリ・ケア市場には問題が山積 料金体系に透明性はなく、顧客サービスは適当で当たり外れが多い また、国内の大部分の地域では、医者がいないため プライマリ・ケアへのアクセスは殆どできない ちなみにプライマリ・ケアとは、国民のあらゆる健康上の問題、疾病に対し、総合的・継続的、そして全人的に対応する地域の保健医療福祉機能を指す。直ちに生命の危険がない新規患者を診察し、患者の長期的な健康状態をサポートし、必要な患者は病院に紹介するサービスのこと。
課題が多いということは、それだけチャンスも多いという発想が根底にあるみたいです。
それでは、以下、 ウォルマート・ヘルス・ケア・クリニック のアドバンテージ:
医者による主導(Doctor-led) CVSやWalgreenなどの薬局系のクリニックでは もともとの組織構造から、 薬剤師の主導になりがちのようです 90%の米国人は、ウォルマートの店舗から 10マイル(16Km)以内に住んでいる あと、駐車場も既存のウォルマートと兼用できるので 無料で利用可能 より安い料金 保険のステイタス(保険の有無)に関係なく 大人向けのプライマリ・ケア診療は40ドルから、 歯のクリーニングは25ドルから 「業界がこれまで見たことないウルトラ低料金」とのこと日本のような国民皆保険制度の存在しないアメリカでは ウォルマートのヘルスケア戦略が多くの国民を救う ことになるかも?
以下、CNBCによる濃いめの動画特集の本編 VIDEO
Why Walmart Wants To Be Your Hospital Too
〔ご参考〕
【ウォルマートがアメリカのヘルスケアの未来を変える?特集】
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