先週(2月16日~19日)も、マンハッタンの中心地、タイムズ・スクエアとグランド・セントラル・ターミナルの間に位置する、ブライアント・パーク(Bryant Park)で、『ブライアント・パーク・キッズ・ウィーク』(Bryant Park Kids Week、直訳すると、子どもの週)という無料でいろいろ楽しめるイベントが開催されました。
どうやら、
2019年からはじまって、
2020年に続き、今年2021年も開催されました比較的新しいイベントのようです。
日本人の感覚からすると、この時期、なんでまた『子どもの週』なの?と不思議に感じる方もいらっしゃると思いますが、ニューヨークでは、めちゃめちゃ寒くてお部屋にこもりがちになるこのくらいの時期に、あえて「子どもやファミリー向けのイベント」が催されることがあるのですよー。
特に有名なのが、スキー場や各種スキー用具&ウェア・ブランド等との協力で、一年に一度、セントラルパークなどニューヨーク市内の公園で開催される、"NYC Winter Jam"。
"NYC Winter Jam"では、こんな感じの高さ90フィート(27.43 m)の大きな雪山が作られたこともありました雪像コンテスト Winter Jam NYC 2009
とても可愛らしい優勝者と作品のカメ
"NYC Winter Jam"では、スキー場とかがスポンサーになっておりましてこういう感じで現場でPR活動も見かけます
一方、このブライアント・パークの『子どもの週』では、スキー場などのスポンサーの名前は表立って出ておりません。
日替わりの様々なクラフト・アートづくり他、子どもウケしそうな遊びとか、キリスト教の祝賀行事や中国のお正月のお祝いなども交えて、よりいっそうニューヨークっぽく多文化、多様性の街らしいイベントになってる印象。
せっかくですので、もう少し詳しくその具体的な内容を見てみると:
2月16日:パレード!子ども向けスケート教室などに加え、この日のメインは、ブラスバンドのパレード(Brass Band Parade)
日本のお祭りでは、お神輿や山車とかなんとか音頭や踊りの踊り子さん達による踊りのパレードが見どころになりますが、なぜ、ここでわざわざ、ブラスバンドのパレード?
妙に気になってちょっと調べてみましたら、地元NYのローカル子育て情報満載のMommy Poppinsの記事に、以下のような感じのブライアント・パークの公式サイトよりもさらに詳しい情報が出てました:Tuesday: Mardi Gras Parade - In celebration of Mardi Gras, kids can stop by to create their own masks and march in a small, socially-distant parade, along with other “jazzy” festivities.
"Mardi Gras"(マルディグラ、フランス語だそうです)とは、カトリック教会などの西方キリスト教における四旬節の前に行われる祝賀のこと。アメリカ合衆国南部(ルイジアナ州全般、アラバマ州、テキサス州、フロリダ州など)や、カリブ海の多くの国、南アメリカ、ベルギーなどヨーロッパ各地で催されているそうです。
あと、”march in a small, socially-distant parade,”(小さく行進し、ソーシャル・ディスタンスを維持しながらのパレード)などと、コロナ対策についても細かく言及してるところが、しっかりと母親目線を考慮しているMommy Poppinsっぽいです。 2月17日:Lunar New Year(中国のお正月)多文化、多様性の街であるニューヨークらしい異文化体験の機会になってまして、中国の伝統的なリボン・ダンスとか獅子舞(英語ではLion Dance、ライオン・ダンス)などを無料で鑑賞できます 2月18日:氷の上の夏(Summer on Ice)寒い冬の季節に、夏を感じる演出としてブライアント名物の噴水で魚釣り⁉(Fountain Fishing)自由な発想を感じます2月19日:パジャマ・パーティ真冬のニューヨークの野外イベントでパジャマ・パーティ⁉すごい発想
みんなでパジャマを着て、スケートリンクの上を滑ろうと呼びかけますが、ちゃんと防寒していきましょうそう言えば、「ノー・パンツ・サブウェイ・ライド」(No Pants Subway Ride)
とか、寒い季節に薄着で野外へ出かけるのニューヨークの方々は好きかも?
〔ご参考〕
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