「ニューヨーク・ファッション・ウィーク(略してNYFW)中のデパートのショウウィンドウは、どんな感じ?」ということで、非常にユニークなブルーミングデールズのショウウィンドウの様子(
選挙に行こうのPR、
ヴィトンのバッグ)をお届けしましたが、ニューヨークのデパートのショウウィンドウと言えば、やっぱり、ここでしょう。
バーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)。
「アメリカン・ドリームの象徴」、「全てのデザイナーの憧れ」、「ショーウィンドウは美術館」などと評される五番街にある高級老舗デパート。1899年創業で、120年を超える歴史を持ち、近年も、その舞台裏にスポットをあてたドキュメンタリー映画『ニューヨーク・バーグドルフ魔法のデパート』(Scatter My Ashes at Bergdorf's、2013年公開、詳しく取り上げた過去ログはこちら)まで作られたほど。
ただし、1987年以降は、別の高級デパートのニーマン・マーカス(Neiman Marcus)グループの傘下になっておりまして、今年5月7日、コロナの影響で、ニーマン・マーカスが、連邦倒産法第11章の適用を連邦破産裁判所に申請し経営破綻したことから、「バーグドルフ・グッドマンの方は、大丈夫?」との声があがっておりました。
そんな背景から、こんなニュースも:
Neiman Marcus Group CEO Geoffroy van Raemdonck talks future of Bergdorf Goodman [August 31, 2020/ Pagesix.com]
ニーマン・マーカス・グループのジェフロワ・ファン・レムドンク経営最高責任者は、バーグドルフ・グッドマンの未来を語る
この記事によると、少なくてもニューヨーク五番街にあるバーグドルフ・グッドマンは永久になくならないそうです。永遠に。
また、つい最近(9月初旬)、ニーマン・マーカスの破産申請が裁判所に認められまして、多数の店舗閉鎖などのリストラ案と引き換えに、40億ドル(1ドル=110円換算で4,400億円)もの巨額債務が帳消しされ、その債務から生じる年間2億ドル(220億円)の金利負担もなくなるとのこと。
さらに詳しく知りたい方は、ニーマン・マーカス・グループからのプレスリリース:
Neiman Marcus Group Receives Court Approval of Reorganization Plan
ニーマン・マーカス・グループは、再組織計画の裁判所からの承認を受領
をどうぞ。
さて、前説が長くなりましたが、このコロナ禍にも関わらず(むしろ、だからこそいつも以上に力を入れてるとか?)たいへん素晴らしい、秋のニューヨーク・ファッション・ウィークの最中のバーグドルフ・グッドマンのショウウィンドウの様子。
ほんの一部ですが、以下、お楽しみください。
特に、注目のショウウィンドウの場所は、57~58丁目間の五番街沿い歴史を感じさせる茶色系の建物のショウウィンドウに
とてもカラフルで、深みを感じます繊細で複雑、それでいて清楚な雰囲気を醸し出す
女性らしい印象のデザインすごくないですか?素晴らしい色使い
華やかだけど落ち着きも感じられますこのワンピが似合う人はめっちゃお洒落でしょうねウィンドウ1つ1つが、異なる世界観何度も見たくなる青チェック柄こんなワンピースももはやアートの領域毛皮が、動物愛護の観点から批判されてるからなのか毛皮っぽいテイスト、雰囲気、色合いですけどまったく毛皮を使っていないこんな感じの洋服もディスプレイされてました真ん中の茶色のワンピ、シンプルなのに細かい部分のデザイン性が素晴らしくて、じっと見ちゃう目の保養になります
【コロナ禍でも素晴らしいバーグドルフ・グッドマンのショウウィンドウ特集】■コロナ禍でも素晴らしい、NYを代表する高級デパート、バーグドルフ・グッドマンのショウウィンドウ
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