今年は、新型コロナの影響で、新作デザインの発表を見送るデザイナーやブランドも出ておりまして、開催が危ぶまれていたニューヨーク・ファッション・ウィーク(New York Fashion Week、略してNYFW)ですが、ニューヨーク州政府からの協力などもあり、コロナ禍では世界で初めてのファッション・ウィークとして、明日9月13日(日曜日)~17日(木曜日)開催へ。
ニューヨーク州政府からも次のような異例の公式発表が出てたりします:
Governor Cuomo Announces New York Fashion Week to Take Place in September with Limited or No Spectators
クオモ州知事は、ニューヨーク・ファッション・ウィークの収容人数制限または無観客での9月開催を発表
当然のことながら、万全のコロナ対策をして開催しますよ・・・という内容。
そうなると、これまでのようなファッション・ショーを開催することは難しくなるため、じゃ、いっそのこと、単なるストリーミング中継にするだけじゃなくて、”See Now, Buy Now”的な発想で見たものをすぐ購入できるようにするとか、これまでとは全く異なる方法(スポーツ中継などから学べるもの)をいろいろ取り入れ、映像コンテンツとして、後々、売れるくらいのものを作ろう・・・みたいなアイデアも出ているそうです。
このあたりの情報については、『ヴォーグ・ビジネス』(Vogue Business、2019年1月に立ち上げられたファッション業界関係者向けのビジネス情報サイト、ファッション誌ヴォーグとは別チームによる制作)の9月2日付けの記事:
New York Fashion Week is going to vastly change. Here’s how
ニューヨーク・ファッション・ウィークは、大幅に変わります。このように。
が参考になるでしょう。
例えば:
In one dramatic move, Monse will put its unsold Autumn 2020 collection on live models and sell the clothes directly to attendees at a rooftop presentation next week at IMG’s Spring Studios venue.
とか、
Rihanna had planned a second streaming special for her Savage by Fenty label much like her Fenty show in September 2019, which aired later as a streaming special on Amazon Prime. The second Savage spectacle, which will also stream on television, has been postponed for a month or more, according to people familiar with the plans.
Russo says she expects a big future for live streams where products can be purchased. “I think you’ll see it more and more,” she says.
などなど・・・。
近年、時代に合わせた改革をじわじわと進めてきたNYFWですが、今回のコロナにより、これまで以上に変化(進化?)が加速するのかも?
まぁ、NYFWに限りませんけど、こういう感じでどうしても変化が避けられない中で何かしら動きがある場合は、特に目が離せない気がします。
〔NYFW改革関連〕
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