
前回、取り上げました
新しい「スタジオ」コワーキング・ロケーション Studio at 1230 Avenue of the Americasの他にも、ここ最近のニューヨークでは、直接的、間接的、なんやかんやと新型コロナによる影響を感じる機会が増えておりまして、これもそんな一例。
冒頭の写真、セントラル・パークの南東コーナー入り口前に登場中の巨大なパブリック・アート。フランス人アーティストのJean-Marie Appriouさんによる”The Horses”(お馬さんたち)という作品。
この場所は、ニューヨークではお馴染みのパブリック・アートを支援するNPO、パブリック・アート・ファンド(Public Art Fund)が、アート作品を展示するお決まりのスポット。
”The Horses”は、2019年9月11日から2020年8月30日までの展示ということで、このコロナ禍の間ずっと、かれこれ10ヶ月以上展示されているんですけど(当然、関連報道は、昨年9月に集中)、アート専門情報サイトのArtholicsが、
『お馬さんたち:セントラルパークのきまぐれなアート』(The Horses: Whimsical Art at Central Park)などと、ごく最近、7月16日付の記事で取り上げているんですよ。
その冒頭のパラグラフはこんな感じ:
New York City is a vibrant and dense city, full of life, colors, and forms. A city known for its love of art in all expressions and ways. Artists and creators find in New York City an open space to showcase their talent, that openness and invitation to create are what makes New York City a reference in the world and a destination for many artists and visitors who want to experience and see the world through the eyes of those who have a story to tell.
ニューヨーク市は、活気に満ちた濃厚な街で、(多種多様な)生命、色、形に満ち溢れている。あらゆる表現方法の芸術を愛する都市としても知られている。アーティストやクリエイターたちは、ニューヨーク市のオープン・スペースを自らの才能を見せつける場所だと見ており、そのオープンさや(新しい何かを)創り出すことへの誘いは、ニューヨーク市を、多くのアーティストや、伝えるべき物語を持つ人々の視点を通じ世の中を体験したり見てみたい観光客の方々にとって、世界中で突出した目的地にしている理由である。
要するに、その場でしか得られない特別な『体験』や、そうした『体験』をより魅力的なものに変える『物語』とか『ストーリー』の重要さからはじまってるいるのです。うーむ。
10ヶ月も前から展示されてるアート作品を、このタイミングで改めて取り上げてるわけですから、それなりの意義を示している感じ?
うちのブログでご紹介したものだけでもDESIRE LINES(2015年)、Clouds(2014年)、Tornado(2012年)、How I Roll(2012年)、Two Orchids(2016年)等など、もっぱら「見るだけ」でしたが、今回、ついに「体験する」アート作品が登場しました。
やっぱり、こないだご紹介したような
『お家好き経済』が広まると、よりいっそう「どうせ外出するのなら、できれば特別な体験をしてみたい」的な感覚、強まるでしょうし。
以下、現場の様子など、ご参考まで。
〔ご参考〕
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