
アメリカでは、たぶん、誰でも知ってるパンケーキ(ホットケーキ)・ミックスが、コレ。
『ジェミマおばさん』(Aunt Jemima)ブランド。
131年も前から続いてるブランドで、アメリカでは、朝ごはんの顔の1つ。もちろん、うちにも上の写真のように、いくつかストックありまして、シロップもご覧のとおり使用中:)
その理由は、
人種差別的なステレオタイプ(固定観念)を永続させている(the brand perpetuates a racist stereotype)という批判が多いから
・・・とのこと。もちろん、今、アメリカで注目を集める”Black Lives Matter”運動の影響も。なお、”perpetuate”は「(悪いことを)永続させる、長引かせる」を意味する動詞。人種差別問題の話題の頻出英単語なので、覚えておくと良いでしょう。
さて、それでこのニュース、最初に聞いたときにふと思い出したのが、日本のカルピスの黒人マーク。
そうです。アメリカ文化などを学んでいる方でしたらよくご存知のことと思いますが、実は、とっくの昔(1980年代後半以降)に日本でも「黒人差別をなくそう」という理由で、カルピスの黒人マークや、かつて一斉を風靡した玩具のタカラのだっこちゃんのだっこちゃんロゴ・マークなどが次々に使用中止になったり、絵本の『ちびくろサンボ』が絶版になっているのですよ。

だから、そう言えば、「黒人差別問題」が日本よりもっと重大で根深いアメリカで、なんで今まで、こういう動きがなかったのだろう?と疑問に思ったんですけど、どうやら『ジェミマおばさん』ブランドは、ずっとそういった批判に対応して『ジェミマおばさん』のキャラクターの絵柄を、これまでにも変更してきたんですね。

もともとは、奴隷制度があった時代に料理を担当してた黒人女性の『ジェミマおばさん』という設定で描かれたキャラクターだったそうですが、そこからどんどん洗練されて、一応、お料理好きなファンシーでモダンな雰囲気の黒人女性の絵柄へ変わっていったそうです。
まぁ、たしかに昔の絵柄とは大分印象が違いますでも、そもそものキャラ設定からして人種差別的なステレオタイプだとの批判が多くついに、ジェミマおばさんは引退へ
2020年末頃には絵柄とブランド名を撤去・変更予定
このジェミマおばさん公式サイト(www.auntjemima.com)もたぶん、今年が見納めですあまりにも有名な『ジェミマおばさん』がいなくなるという一報で、現在、アメリカでは、じゃぁ、「他のブランドはどうなのよ?」という話題が広まりつつあります。
2020年4月、1921年から続くバターなどの乳製品の老舗ブランドLand O’Lakesも、米国ではお馴染みのインディアン女性のキャラクターを取り除くとニュースに
MLBのクリーブランド・インディアンズは昨年2019年シーズンから有名なインディアン(Wahoo酋長)の顔のロゴマークをユニフォームから取り除くなどスタジアム内での使用を停止すると発表しニュースに
今後、NFLのワシントン・レッドスキンズや・・・
バナナのブランド名のミス・チキータ・バナナや・・・
アイスの商品名のエスキモー・パイなどなど「他のブランドはどうなのよ?」という関心が高まってる印象
After Aunt Jemima Brand Is Scrapped,
More Brands Reevaluate Their Images | TODAY
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