前回、
リモート・ワーク関連の話題から、「家にいる時間が長くなったので、その分、家で食べたり飲んだりする食べ物、飲み物の需要が高まる」と再確認。改めて、フード(またはミール)宅配サービスの動向が気になるところ・・・というわけで、今、米国で注目のフード・デリバリー・サービスのお試し企画の第3弾をお届けしましょー。
今回、試したのは、有識者層に人気のニューヨーク・マガジンが、特に力を入れてた(記事冒頭のイメージ写真でアピール)、通常、流通されないカタチの悪い(=Imperfectな)野菜・果物などを詰め合わせた:
Imperfect Foods
(インパーフェクト・フーズ、直訳すると、完璧ではない食品)
それでは、以下、ご参考まで。
食品廃棄を減らそうという理念を掲げたこのジャンルの先駆者だけありまして、届いたダンボール箱の上部に書かれてるのは:
"40% of the food in the U.S. goes uneaten"「米国の食品の40%は食べられずに廃棄」"$218 billion in food is thrown away every year"「毎年2,180億ドル(約23億円)分の食品が捨てられています」"This box is made with 100% recycled materials."「この箱は100%リサイクル素材で作られています」等などのメッセージミスフィッツよりも硬派な社会派、本格派な印象ダンボール箱の側面にも力強いメッセージ:”Groceries on a mission”「使命を受けた食料品」
”Whoever said that one person couldn't make a differencein the fight against food waste obviously never met you”「食品廃棄物との戦いに、たった一人じゃ変化をもたらせるわけがないと言うのは、明らかに、あなたに会ったことがない人だ」インパーフェクト・フーズのダンボール箱を開けると・・・まず、最初にパッと思ったのが、ミスフィッツの方が、衝撃吸収材や保冷剤など入ってて
より鮮度が高い、衝撃に弱い葉物野菜(例、パクチー)なども良好な状態で配送される印象一方、インパーフェクト・フーズの方は、雑ただ箱に野菜や果物が入れられてるだけその野菜や果物のセレクションも、このジャンルの先駆者だからか、派手さはなく「硬派な社会派、本格派」というイメージ強めミスフィッツのような、見慣れない謎の野菜や果物は入ってませんミスフィッツの謎の野菜(一部)
ブログでご紹介したのとはまた別の週の宅配の中からここでクイズ、中央の丸いお芋みたいな茶色いもの何だか分かりますか?答え:Jícama(ヒカマ)という野菜
メキシコ原産のマメ科の多年生草本の若い株の根っこ部分メキシコの先住民族の伝統的な野菜なのだとか
地表部が同じマメ科のクズ(葛)に似ていて地下の芋を食用にすることから和名ではクズイモ(葛芋)と呼ばれるものの日本の食品市場では極めて稀にしか流通しない、とのこと
この他、横の黄色いのとか、手前の白い長細いものなど自分ではまず買わないミステリアスな野菜が毎回、何かしら入ってましてちょっとした『宝箱』感覚を楽しめますしかも、どれも自分で料理して食べられるのも素敵食べたことのない野菜を料理しますから、必然的に作ったことのない料理を食べられるのです
たぶん、これ、インパーフェクト・フーズよりも後からできたミスフィッツが、先駆者との差別化のために生み出した工夫、演出と言ってもよいでしょう一方、「硬派な社会派、本格派」なインパーフェクト・フーズの方は、珍しい野菜の代わりに、ロゴマークにもなってるカタチの悪いにんじんがいっぱい入ってます今回、パック入りのブルーベリーも入ってましたがよく見ると、一粒、一粒が小さめで不揃い
普通、これだけ小さいと流通せず廃棄されるのでしょうけど、インパーフェクト・フーズのお陰で食卓へ
なんとなくドラマを感じますちなみに、公式サイトでは、好みを確認したうえでプランを提案してくれますそのうえで、野菜や果物だけでなく、肉や魚、スナック、乳製品、穀物類などのパック等も追加オプション販売カタチの悪い、普通なら廃棄される野菜や果物のため通常のスーパーよりも30%ほどの割引価格でご提供カタチも彩りも、不揃いなオレンジたちでも、味は抜群に美味しいのです
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