ちょうど1年ほど前の2016年6月末、グランドセントラル駅構内にあるヴァンダ―ビルト・ホール(Vanderbilt Hall)の半分のスペースを使ってオープンしたのが、「グレート・ノーザン・フード・ホール」
The Great Northern Food Hall。この巨大な駅構内には、すでに地下のレストラン街的なものを含め数多くの飲食店があるのに、なぜ、こんなフード・コート作ったの?
しかも、毎年恒例の
ホリデーフェアを筆頭に、
ボーリング、
スカッシュ、
バスケ、
アカデミー賞、
その他、
様々な
キャンペーン、
プロモーションなどを開催してきた、駅構内にある貴重な多目的イベント・ホールを半分潰してまで!!
過去の数々のイベントを振り返ると、もったいない、残念って気持ちの方が新しいフード・コートができた喜びよりも圧倒的に強い感じ。そう感じているニューヨーカーは、案外、多いかも?
こんな状況にもかかわらず、じゃぁ、なぜこんなフード・コートが作られたのか? その答えは、近年、ニューヨークではフード・コート(フード・ホールとも呼ばれてます)やフード・フェアが新たな食のトレンドになってるから。このトレンドについては
2015年に詳しくご紹介しましたが、賃料の高騰や新たなフード系ベンチャー企業の増加などを背景に、2000~2005年の5年間、ニューヨークでは新たなタイプの個性的な「フード・コート」(またはフード・ホール)が7つも続々と作られ話題に。その後も新たな「フード・コート」は増加傾向へ。
例えば、
ゴッサム・ウェスト・マーケット、
イータリー、
ガンズボート・マーケット、
シティ・キッチン、
ハドソン・イーツ、
ザ・プラザ・フード・ホール、
アーバンスペース・ヴァンダービルト、
ザ・ペンジー、等々。その他、期間限定で
サウス・ストリート・シーポートの「スモーガスバーグ」のようなものも。
こうなってくると、もう同じようなフード・コートを出しても意味がありません。どうせやるなら他と違うこと、より良いもの、より素晴らしいものをやらなきゃってことで、敢えてこの場所にThe Great Northern Food Hallを作ることになったのでしょう。
場所だけじゃありません。料理も一流。デンマーク出身の北欧料理(Nordic cuisine)のセレブ・シェフ、Claus Meyerさんによるプロデュースにより、ミシュラン2つ星で、世界一に4度も選出された超一流レストラン、
Nomaの味を手軽に食べられるフード・ホール…という具合です。
だから、高いです。もはやフード・コートじゃない(anti–food court)だとの
報道も出てたりしますが、その分、他では見られないものがチラホラとあったりして、いろいろ興味深いです。
以下、現場の様子をご参考まで。
ミニサイズの食パンみたいなパン上に牛肉タルタル、8ドルこちらはスモーク・サーモン、同じく8ドルベジタリアン向けのピザ的なもの?美味しそうなパンとかも売ってますテーブル席も店内で野菜(レタス系)育ててます
なので野菜はとても新鮮こういうアイデア、面白いですよね育ててる野菜の説明ボード、かわいい〔ご参考〕・
http://greatnorthernfood.com※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」