もし、あなたが20歳の頃、
「ちょっと絵のモデルになってくれますか?」と、たまたま出会ったお爺ちゃん芸術家に頼まれたらどうします? 恥ずかしいから断る? でも、引き受けてみると、案外、後々、上写真のような巨大パブリック・アートが誕生するかもしれません。作品名は「シルヴェットの胸像」(Bust of Sylvette)。ピカソ(Pablo Picasso)さんの作品です。
正確に言うと、1967年(ピカソさんが86歳のとき)、ノルウェーの彫刻家のCarl Nesjärさんが、既存の作品をピカソさんご本人と相談しながら巨大化させたもの。場所は、SOHOの北、ハウストン通り超えてすぐのニューヨーク大学施設の敷地内。
もとの作品は、1954年、南仏で出会った、当時、20歳のシルヴェット・ダヴィット(Sylvette David)さんをモデルに、73歳のピカソさんが3ヶ月で作った40点!!の絵画や彫像のうちの1つ。
今から60年以上前、73歳のお爺ちゃんというと、それはもうかなりのお爺ちゃんだったはずですけど、3日に1つ良質なアート作品を完成させるペースを3ヶ月間毎日続けられたって、すごくないですか?
それだけシルヴェットさんが魅力的だったのかも?
シルヴェットさんは、長く美しい金髪を、当時、流行しはじめたポニーテールにキュッと束ね、そのポニーテールが絶妙に似合うスラリとしなやかなスタイルの持ち主。しかも、当時の写真を見ると、ポニーテールの結び目の位置が、かーなり高め。
女性の皆さんならご存知の通り、ポニーテールは結ぶ位置で印象がガラリと変わる髪型なんですけど、これだけ高い位置で結ぶと、元気いっぱい、若さハツラツ、まるで高校生のチアリーダーって感じの印象に・・・。あー、そっか。もしかすると、コレが良かったのかも?(笑)
シルヴェットさんがモデルをしてくれたおかげで
73歳のピカソさんが3ヶ月で40点も作品作っちゃいましたポニーテールは若返りのもと?!「シルヴェットの胸像」(Bust of Sylvette)晩年のピカソさんの情熱がこめられてます
いつもポニーテールしてる女の子は、
ニューヨーク旅行の際ここで記念写真撮るといいかも
若い女の子のポニーテール姿って、当時のピカソさんくらいの年齢のお爺ちゃんには、別に変な意味じゃなくて、普通に、健全に、健康的に、眺めてるだけでも若返りのもとになったりするのかもしれません・・・。うーむ、でも、イマイチよく分からないですね。あのー、男性の皆さん、「ポニーテールは若返りのもと」っていう感じはありますでしょうか? どう思われます?
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