2月11日~18日まで「
ニューヨーク・ファッション・ウィーク」(
New York Fashion Week、略してNYFW、日本ではニューヨーク・コレクション)開催へ・・・。例年を上回る膨大な関連報道の中、米国では
国民行事になっているスーパーボウルとNYFWを経済効果などで比較する上図の
インフォグラフィックも。おぉー。コンテンツとして匹敵? スーパーボウルの
チキン・ウィングに対して、NYFWでは健康食品のFiber One Barとか(笑)。
主催団体が買収された影響で1943年から70年以上も続くNYFWは、ただ今、
「コンテンツ」としての魅力を高めるため激変中。詳しくは、
メルマガ(第173号 2016/01/04発行)で特集しましたが、今後、ニューヨーク発の様々なトレンドに影響を及ぼすようになるかも?
主な変更点は、前回2015年9月から会場をリンカーン・センターから市内3箇所+αとし、より多くの人々を巻き込む仕掛けになった他、細かい運営、演出なども大幅にテコ入れ。あと、コンテンツとして成功してる
ヴィクトリア・シークレットの下着のファッション・ショーの最前列でIMGの経営トップがメモ取りながら視察してたとの
報道も・・・。
まぁ、ヴィクトリア・シークレットの1つのブランドだけでも、大手TV局が放映権料支払って特番を制作し、たまに出回るチケット(招待制ですが一部VIP向けオークションサイトに流れることも)に、1枚
1万7500ドル(210万円)の値がついたりしてますからね。
世界的なデザイナーやブランドが山ほど集まるNYFWなら、やり方次第でコンテンツとしての価値はもっと高まると考えるのも、そりゃ当然でしょう。
というか、なんで今までやってこなかったの?と逆に不思議。
さらに、こうした抜本的な改革の影響もあってか、米国ファッション・デザイナー協会(Council of Fashion Designers of America、略してCFDA)が、ボストン・コンサルティング・グループ(略してボスコン)に依頼して、これまで毎年2月、9月の年2回、2月にその年の秋・冬物、9月に翌年の春・夏物というように6ヶ月も前倒しで新作デザインを発表してきた伝統的なアメリカのファッション・ショーのあり方が現在のインターネット(またはSNS)時代の消費者ニーズに本当にあっているのかどうか、年明けから7週間かけて調査中。
ボスコンの調査結果によっては、NYFWどころかアメリカのファッション業界の仕組みが変わる可能性も出てきてまして、なんやかんやそんな背景から、昨年末くらいから例年以上のものすごい量のNYFW関連報道が飛び交ってる状況。
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〔ご参考〕
・
http://nyfw.com/nyfw-new-york-fashion-week-the-shows:公式
・
All the Places You Can Score Free Stuff During New York Fashion Week:最新情報が入り次第アップデートされていくrackedの関連イベント情報の記事
そう言えば、日本の報道はどうなってるのかな?と思って調べてみたら、ファッションデザイナーの浅井 広海さんが京都の着物職人さんたちと、今回のNYFWに史上初めて本格的な着物ブランドを公式出展し2月16日1時からメイン会場のThe Dockにてファッションショーをするそうです(公式リリース参照)。しかも、2015年夏に、このブログではお馴染み、ニューヨーク生まれの世界最大のクラウドファンディング・サイト、Kickstarterで約66,700ドル(800万円)の資金獲得に成功されてるんですって!!! スバラシイですね。
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