ホリデー・シーズンのニューヨークには、様々なタイプの期間限定の特別なお店(いわゆるポップアップ・ストア)も登場中。その中でも、今年、爆発的な人気になってるのがココ、米国の老舗芳香剤ブランド「グレイド」(Glade)が15日まで出してる『ミュージアム・オブ・フィーリングス』(
The Museum of Feelings 、感情の博物館または美術館)。上の写真の通り、最長5時間待ちとも言われる長蛇の列が・・・。
場所は、先日、
『ハドソン・イーツ』 をご紹介したロウワー・マンハッタンにあるBrookfield Place(旧World Financial Center)の野外に、わざわざこのために特設された建物。
あまりにも行列が長いので2回諦め、オープン前からならんで3回目(それでも2時間待ち)でようやく見れました。
昨年のこの時期、「グレイド」は、ダウンタウンのミート・パッキング地区に「
感覚を売る世界初のお店 」とのキャッチコピーを掲げてポップアップ・ストアを出してまして、それはそれほど大きな話題にならなかったのですが、たぶん、そこで得た経験やノウハウをもとにさらにバージョン・アップさせ作ったのが、この『ミュージアム・オブ・フィーリングス』ということなのでしょう。まさに『継続は力なり』が、成功の秘訣と言える事例かも。
キャッチコピーだけ比べてみても、昨年の「感覚を売る世界初のお店」(The first store in the world to sell feelings)よりも、今年の「感情のミュージアム」(The Museum of Feelings)の方が、よりいっそう魅力的に感じられますしね。
また、『ミュージアム』と定義したことで、軸がぶれず、展示や演出をよりいっそうアーティスティックに作りこみやすくなったのか、感情をテーマにした空間アート(いわゆるインスタレーション)のクオリティが、昨年のレベルから飛躍的に向上。本職のアートのキュレーターさんが参加してるんじゃないかと思うほど。
「ムードレンズ」(Moodlens)という最先端技術を活用した演出も。
これは、セルフィ(自撮り写真)の一種で、特殊な機材の上に手を乗せると、身体的特徴(バイオメトリックス、たぶん体型や表情や体温など?)や、この地域のソーシャル・メディアの傾向ほかリアルタイム・データをもとに、その人物の現在の感情を一言で表示し、それに応じた色合いの写真を撮影してくれるというもの。ここで表示される感情は、Anxious(不安)、Energized(元気)、Silly(馬鹿げた)、Joyful(楽しい)、Calm(落ち着いた)等など、ポジティブなものだけでなくネガティブなものも多々ありまして、かなりバリエーション豊富。少なくても20パターンはある感じ。
せっかくのなで試しにやってみたら、"Creative"(クリエイティブ)ですって!!! おー、すごい。確かに、どんなブログの記事書こうか考えながら・・・だったので、このムードレンズという最先端技術、結構、当たるのかも。へぇー。
以下、現場の様子をご参考まで。
入口前の看板の色も、ムードレンズのテクノロジーを応用し、
NY地域のSNS上の感情によって色が変わる仕組み 目、耳、指、イマジネーション、魂、
そして鼻を使って楽しめるそうです 感情をテーマにした空間アートいろいろ こんなのとか こんなのも 「ムードレンズ」(Moodlens)のコーナー それぞれ表示された感情が、全体の何パーセントか お姉さんが教えてくれます 他にもいろいろ 中でも印象的だったのがコレ
手を触れて操作できます 万華鏡の中に入りこんだみたい
VIDEO
短めですが動画もどうぞ〔ご参考〕
・
www.themuseumoffeelings.com :公式
今年は、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ・・・という5つの感情がキャラクターになって活躍するディズニー映画の『Inside Out』(日本では、インサイド・ヘッド)がヒットしたので、この『ミュージアム・オブ・フィーリングス』人気の背景には、その影響もあるのかも?
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