

6/13日付のgothamistに冒頭のような
キュートな記事が・・・。泥だらけの消防士(Firefighter)さんが、火災現場から救出した仔猫をあやす写真。仔猫ちゃんもお礼にキス? 所属する
消防署のツイートを紹介したもの。アメリカ、特にニューヨークでは、命がけで人々を救う消防士さんたちの様々な活躍ぶりを報じるニュースが、日本のマスコミでは考えられないくらいめちゃめちゃいっぱいあります。

アメリカでは、消防士さんはヒーローとして
最も尊敬され、子ども達が憧れる夢の職業の1つ。ちょうど1年ほど前、3歳で心臓移植した男の子がその夢の職業を体験したということで、これも
ニュースに。
とにかく、ヒーローである消防士さんたちを支えようっていう意識は、日頃からとても高く、最近、消防士さんご本人ではなく、交通事故で入院した奥さんと子どもの医療費の募金に人気歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんが密かに1万5千ドル(1ドル=120円換算で180万円)寄付・・・といった内容も
ニュースに。
日本にも、当然、消防士さんは沢山いらして、日々、命がけで消火活動しています。
でも、こんな感じで、日常的に、消防士さんへの敬意や関心の高さを再認識させるニュースが、極めて頻繁に報じられたりはしません。これも日米間の文化や価値観やライフスタイルの違いの一例と言えるでしょう。その違いに気づいていない日本人がパッと現象の上辺だけ見ても、それがもたらす社会的な影響や意義などについて理解できるワケありません。当然、そこから得られる学びも限られます。
消防士さんに限らず、日米間の文化や価値観やライフスタイルなどの違いを感じる場面は、他にもいっぱい。そういう時に、どうやって自分で見聞きした物事や体験を捉えるかが重要かも・・・。
以下、もう1つ、最近の消防士さん関連の
ニュース。1歳の赤ちゃんの時にあった火災で消防士さんに助けられた女の子が18歳になり、高校の卒業式に、その消防士さんを招待したという心あたたまるお話。
当たり前のことですが、子どもの頃に受けた職業に対する印象は、その後、大人になってからのキャリアなどに影響が出てくるとかいう調査結果も多々ありまして、こういう感じでみんなが消防士さんに高い敬意や関心を持っているということが、みんなの倫理観や人生の生き方などのほか社会全体に与える影響は決して少なくないでしょう。特に、多種多様な文化や価値観やライフスタイルを持つ様々な人種や民族が集まるニューヨークのような街では、そうした違いを超えて重視されるこの手のニュースの意義は極めて大きい、とも考えられます。
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