ニューヨークでは、レストランで食事をしたら、通常、料金の15~20%をチップとして払います。売上税(Sales Tax)が8.875%なので、レシートのTax分をだいたい2倍にしてキリの良い金額をチップにする感じ。でも、サービスが良かったり、長年お世話になった恩返しとか、苦学生やシングルマザーのウェイトレスさんを助けたいなどの理由から、もっと高額のチップを残してもOK。
例えば、アッパー・イースト・サイドにあるステーキ屋さん、Donohue'sの二人のウェイトレスさんに10万ドル(1ドル=120円換算で1200万円)ものチップ!!!と今日の
ニュースに・・・。
お金持ちの常連さんが亡くなられ、遺書にチップ払うよう遺言を残してたそうです。数千~1万ドルほどのチップなら、しょっちゅう
ニュースになってますけど、10万ドルとはビックリ。
そう言えば、史上最高額のチップっていくらなんだろう?と気になって調べてみると、なんと300万ドル(3億6千万円)なんですって!!! すごい。ミリオン(百万ドル)単位のチップなんて、いったいどういうこと?
今から30年以上前の1984年、ニューヨーク州ヨンカースにあるピザ屋さん、Sal’s Pizzeriaでのこと。そのお店に8年間も通い続け、ウェイトレスのPhyllis Penzoさんと親しくなっていた常連客で、刑事のRobert Cunninghamさんは、ある日、食事を済ませた後に支払うはずのチップ分を、彼がすでに買った宝くじ(lottery ticket、)の資金の半分にまわさないか?とPhyllisさんに持ちかけました。
仲良くなってたこともあり「それでいいわ」とウェイトレスのPhyllisさん。その数日後、早朝、PhyllisさんにRobertさんから電話があって、「あの宝くじで600万ドルが当たったから半分の300万ドルは君のものだ!!!」・・・っていう、ドラマや映画のようなお話ですけど、コレ、
実話。
以下、CNN Moneyに掲載されていた「いくらチップを支払えばいいか」(
How much to tip)のまとめをご参考まで。
〔ご参考〕
・
Art mogul dies, leaves waitresses the tip of a lifetime[NY Post, May 11, 2015]
・
How much to tip[CNN Money]
日本では、チップを支払うような場面はあんまりありませんけど、アメリカでは非常に一般的。知らないと恥をかくこともあるので、上記のCNN Moneyのまとめなど、ある程度、頭の中に入れておきましょう。それにしても、10万ドルとか300万ドルとかすごいですよね。この他にも、チップに関連していろいろな伝説的な話題があったります。
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