もう、すっかりお馴染みの芸術支援NPO「パブリック・アート・ファンド」(Public Art Fund)による、セントラルパーク南東入口前での作品展。3月3日~8月30日までの最新作は、
Tatiana Trouvéさんの"DESIRE LINES" 。知らない人が見たら、何かの工事中かと勘違いしそうですが、いくつものリールに巻かれた色とりどりの大量のロープが山積み・・・という、これまた斬新なパブリック・アート?!
実は、このロープにはちゃんと意味がありまして、セントラルパーク内にある、最短60フィート(18.3m)から最長4マイル(6.4km)の212種類ものお散歩コースの実寸になっているのだとか。
リールをよく見ると、プレートがついててどこのお散歩コースのロープかも明記。
だから、ある意味、この作品は、独特な視点から広大なセントラルパークを1つに凝縮したもの・・・というわけ。
この手のパブリック・アートの作品に、ここまではっきりとした意味や理由があったり、何かの長さを測って作ったりするのって珍しいような気がします。理系アートって感じ? 作者のTatiana Trouvéさんは、イタリア出身の女性アーティストでぜんぜん理系じゃありませんけど(笑)。
色とりどりの大量のロープが山積みTatiana Trouvéさんの"DESIRE LINES"
知らない人が見たら、何かの工事中かと勘違いしそう プレートに、どこのお散歩コースか明記 それぞれのロープ(お散歩コース)に意味があるんです 理系アートって感じ?〔ご参考〕
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www.publicartfund.org/view/exhibitions/6063_tatiana_trouv_desire_lines :公式
≪セントラルパーク南東入口前のPublic Art Fundシリーズ≫
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「雲」の舞台セットのようなアート作品 Clouds by Olaf Breuning [2014-03-26]
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本物の飛行機を使ったパブリック・アート How I Roll [2012-07-21]
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NYのセントラルパーク南東コーナーにあるパブリックアート、Tornado [2012-03-28]
なお、ちなみにこの"DESIRE LINES"の作者のTatiana Trouvéさんは、3月3日~4月25日まで、セントラルパークからもすぐの距離のアッパー・イースト・サイドの75丁目、Park AveとLexington Ave間にあるガゴシアン・ギャラリー(Gagosian Gallery)にて個展 も開催中です。
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