すでに日本でもニュースになってますが、NY No1のハンバーガー屋さん、シェイク・シャック(Shake Shack)が2016年に日本上陸すると
発表。公式サイトのトップページに「ハジメマシテ Tokyo」のご挨拶も・・・。シェイク・シャックは、先日(1月29日)、NY証券取引所に無事に上場しまして、専門家を含め、みんなの予想を大幅に超える資金を調達し、期待や注目が集まってましたので、さっそく新しい成長戦略を打ち出したのでしょう。
ちなみに、IPO価格は当初の仮条件レンジ14〜16ドルから引き上げ、
1株21ドルの強気の設定だったのに、いきなり1株45ドル90セントへと
上場初日に株価2倍超。今どき極めて珍しいケース。しかもハンバーガー屋さんで・・・となるとたぶん前例もないかも?
そんな背景もあり日本でもシェイク・シャック上陸に関する報道がいっぱい。
例えば、「東京オリンピックが開催される2020年までに日本国内に10店舗を出店する計画」、「成長ホルモンを使わない良質な牛肉を使ったグルメ志向のバーガー」、「きめ細かな接客などで急成長」、「味付けも素材を生かしたシンプルな味で、日本人の口にはかなり合うはず」など等・・・。うーん。あんなに沢山関連報道出てるのに、シェイク・シャックの一番重要な特徴についてほとんど誰も書いてないみたい。節穴ばっかり。
上場準備の記事の時にも詳しく書きましたが、シェイク・シャックを語る際、忘れちゃいけないのは、まず、このハンバーガー屋さんはもともと社会貢献活動の一環として、公園(Madison Sq Park)の美化や維持・管理費を稼ぎ出すために作られたものだということ。だから、公式サイトの店舗紹介ページには、必ず「Community」というメニューがついててその店舗の売上げの一部をどこに寄付してるか明記されてるんです。地元NYの店舗なら100%そう。海外店舗でも、例えば
ロンドン支店は「売上げの5%をCovent Garden Dragon Hall Trustという地元の障碍者支援ファンドに寄付」とのこと。
ただし、海外店舗の中には、この「Community」の部分が空白になってるものもあるんですね。たぶん、社会貢献の意識や概念がそれほど根付いていなかったり、寄付できるちゃんとした組織がない地域では、様子を見ているということなのでしょう。
・・・なので、日本国内にできる10店舗の「Community」の部分がどうなるか?が気になります。以下、店舗紹介ページに必ずある「Community」というメニュー部分の参考例。
そのお店の売上げをどこに寄付してるか明記されてます〔ご参考〕
・
www.shakeshack.com:公式
とにかく、シェイク・シャック日本上陸は、美味しいハンバーガーがニューヨークからやってくるよ!! わーい、わーい!!って単にそれだけじゃなくてですね、NY流の本格的な社会貢献の考え方やソーシャル・アントレプレナーシップが入ってくることで、日本の社会がどのように発展していくか?とか、より良い地域を築いていけるか?っていう、そういうお話だと捉えた方が、もっといろいろと良いことが起こるような気がしますけどいかがでしょう? だから、IPOで株価が2倍超になったり、地元のセレブ・シェフたちが協力してイベントできたりするんですよね。
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