

日本と違ってアメリカではバレンタインは男性から女性にプレゼント贈る日・・・ということで、最近、NYの街角でよく見かけるディオール(Christian Dior)の香水、"Miss Dior"のポスター。2010年からブランド大使を務めるナタリー・ポートマン(Natalie Portman)さんの写真に"Miss Dior"の文字がどーん。
映画「レオン」(1994)のマチルダがこんなにスクスク美しく成長・・・。

よくよく考えてみると、世界的ファッション・ブランドが一人の女優さんを起用して、しかも、"Miss Dior"、つまり『ナタリー・ポートマンさん=ディオール』のように印象づける大々的な宣伝を続けてるのって、結構(かなり?)、珍しいかも。
逆に、それだけナタリー・ポートマンさんの好感度とかイメージが、とてつもなく優れてるってことなのでしょう。
上述のレオンのマチルダ・ランドー役ほか、子役の頃からご活躍を続けるポートマンさんは、映画
「スター・ウォーズ」シリーズⅠ~Ⅲ(1999~2005)のパドメ・アミダラ役や、ゴールデングローブ主演女優賞、英国アカデミー主演女優賞、アカデミー主演女優賞を受賞した
「ブラック・スワン」(2010)のニナ・セイヤーズ役(ちなみに、この作品の振付師でバレエ・ダンサーのベンジャミン・ミルピエ、Benjamin Millepiedさんと2012年にご結婚)などで、今や世界的に有名な名女優さんの一人。
でも、ナタリー・ポートマンさんは、ただ女優さんとしてすごいだけじゃないのです。
彼女は、イスラエル生まれのユダヤ人。曾祖父母は第二次大戦中に強制収容所で死亡し、祖父母も被害にあわれたのだとか・・・。3歳からアメリカへ移住し、NY育ち(NYの高校卒)、高校時代は映画撮影と学業を両立させ、試験は常に平均90点以上、成績はオールA!!! ハーバード大学とイェール大学に現役合格すると、1999年からハーバード大で心理学を専攻し2003年にご卒業。

「子役が大きくなった時にどうなるか?」とかよく言いますが、彼女は超スーパー模範生。完璧。そりゃ、ディオール関係者もポートマンさん起用して"Miss Dior"って宣伝したくなりますよね。
バレンタイン10日前の2月4日には、オランダ人のAnton Corbijn監督による"Miss Dior"の新CMも
ディオールの公式YouTubeチャンネル上で公開(視聴回数はすでに234万回超)。なにやら、ポートマンさんは、結婚してるから「ミス」じゃなくて「ミセス」じゃないの?・・・などという一部のツッコミから着想を得たのか、結婚式から逃げ出す花嫁を演じてまして、
ファッション誌「Vogue」、
広告業界誌、ほか
各種メディアで話題に。
ただ、ポートマンさんご出演の"Miss Dior"のCMでしたら、2012~2013年の2年間に
あのソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)さんが
監督を担当されたCMの方が、自然な女性の美しさがひきだされ、もっとずっとかわいいと思います。ソフィア・コッポラ監督の才能を改めて認識。・・・というわけで、以下、そのソフィア・コッポラ監督が以前作った"Miss Dior"のCMを2つ、そのほか関連写真もあわせてご参考まで。
Miss Dior Cherie Commercial - Natalie Portman
こういう自然な見返り美人的なカットとか・・・
ソフィア・コッポラ監督、天才
Dior Miss Dior Chérie Reklamı Sofia Coppola
あのマチルダから・・・
素敵な女性に
Miss Dior = Natalie Portman〔ご参考〕
・
http://www.dior.com/beauty/en_int/minisite/missdior.html:"Miss Dior"公式
なお、優秀過ぎるナタリー・ポートマンさんは、高校時代に学校で日本語も勉強してたとのこと。2006年の朝日新聞のご本人へのインタビュー記事(「今もレオンが基準」 ナタリー・ポートマン 2006年04月28日)には、『「日本語はできますか?」とたずねると「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と言った後、披露してくれた。』との記載も載ってます。
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