東日本大震災からもうすぐ3年。日本では、被災者の方々への寄付や慰霊のための様々な行事の準備が進められていると思いますが、24日夜、ニューヨークの老舗ジャズ・クラブ「ブルー・ノート」では、売上げ全額が被災者への寄付になる特別なショー、"Music For Tomorrow: A Benefit For Japan"が開催されました。
このショーの中心になったのは、ピアニストで音楽プロデューサーのボブ・ジェームス(Bob James)さん。
彼は完全なアメリカ人ですが、日本が大好き。日頃から、自分の人生は日本文化に大きな影響を受けていると公言し、震災のあった2011年には、被災者の方々を音楽で勇気づけようと無償で訪日。被災地の岩手で開催されたジャズ・コンサートに参加され、地元のアマチュア・ジャズ・バンドの方々ともご共演するほど。
しかも、その際、日本の皆さんのために"
Put Your Hearts Together"(心をひとつに)という新曲まで作り、披露してくださりました。その様子は、その後、震災を振り返るNHKのドキュメンタリー番組などでも取り上げられてます。
以下、画質悪いですけどその場面のビデオをYouTubeで見つけましたので、ご参考まで。
日本の全ての人そして
この美しい国に感謝します
私は音楽のために世界をめぐっていますが
一番インスピレーションを受けるのは日本です私の人生は日本の文化に
それだけ大きな影響を受けているのです
なお、今年も、Fellowship For Japan主催の東日本大震災追悼式典
「TOGETHER FOR 3.11」が3月9日(日)に開催されます。
〔ご参考〕
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www.bobjames.com:ボブ・ジェームスさん公式
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Bob James opens his giving heart again with star-packed Blue Note concert for Japanese tsunami victims[NY Daily News: FEBRUARY 24, 2014]
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2011年を振り返って:3・11とニューヨークおよび世界の反応[2011-12-29]:過去ログ
ボブ・ジェームスさん、被災地を訪れた際に「日本の全ての人そしてこの美しい国に感謝します」とおっしゃられてますが、感謝したいのはこちらの方です。こんなにも日本を愛して下さるなんて・・・。日本国内ではあまり知られていないかもしれませんが、アメリカ、特にミュージシャンやアーティストなどのクリエイターの多いニューヨークには、日本が大好きという方々がたくさんいらっしゃって、彼らから改めて日本の素晴らしさを教えて頂ける機会もたくさんあります。
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