

超ビッグ・ニュース。「ソフトバンクが米携帯電話3位のスプリント(Sprint)を買収する方向で協議入り・・・」との
報道。スプリントを選ぶとはセンス良いです。スプリントは、ベライゾン(Verizon)、ATTに次ぐ米携帯電話3位の規模ですが、通話の安定性には定評があり(その分料金も高めでシェアが伸びにくいと思われます)、近年、
企業イメージも抜群。

だから、最初、イメージ的にはスプリントがソフトバンクを買収するハナシかと思ったほど。また、このニュースについて両社ともノーコメントでまだ裏が取れてないので、どこまで本気なのかは分かりません。
あとこの件に関連して気になったのが「中国通信機器大手の華為技術(Huawei、ファーウェイ)」のスパイ疑惑。
10月8日、米下院に設置されているインテリジェンス(諜報、情報)関連の特別委員会において、ファーウェイとZTEの中国系通信機器ベンダー2社が、米国の安全保障上の脅威になるとして、
米国内からの排除を求める
報告書が発表され、米国内で話題になってるんです。米国4大ネットワークTV局の1つ、CBSが夜のプライムタイムの報道看板番組「60ミニッツ(60 Minutes)」で特番(
Huawei probed for security, espionage risk )を放送するほど。

この「60ミニッツ」の内容は、日本ではほとんど報じられてないようですが、徹底的に「ファーウェイはヤバイ」という論調。
例えば、ファーウェイが他社の技術を盗む不正を行う盗人で、その製品には情報漏えいの危険性があり、背後に中国共産党がいる・・・等など。
実際、ファーウェイのトップ(Ren Zhengfei)は、元中国共産党軍の諜報部隊出身者(a director of the People’s Liberation 14 Army (PLA) Information Engineering Academy)で、メディアや米国議会からどんなに要請されても、これまで一切表に出てこない謎の人物なんですって(下院の
報告書13頁にも明記されてます)。
普通の企業なら当然公開されている情報も一切公開してないので、本当の企業目的が何かも不明。すでに米国政府は、ファーウェイと契約を結ぼうとしていた上述のスプリント社にコンタクトし国家のセキュリティ上の問題から契約を取りやめるよう求め、スプリントがそれに従った、といったことまで「60ミニッツ」は報じてます。
そんな状況のところに、この「ソフトバンクがスプリント買収」のニュース。大丈夫なのでしょうか???国家のセキュリティ上の問題からアウトとか、タイミング的にいろいろな波紋を呼びそうな気がするんですけど・・・。
【追記】補足です。スプリント、会社のイメージは良好ですが業績は赤字続きになってます。

このタイミングでソフトバンクがスプリントを買収できたら、よっぽど日系企業はアメリカに信頼されてるってことになるような気がします。・・・というか、ファーウェイがヤバイっていう報道は、日本ではちゃんと報じられてるのでしょうか?
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