

窓からはセントラルパークが見え、ピンクの壁紙にシンプルで落ち着いたインテリア、コーヒー・テーブルの上には100年以上の歴史を持つ、4メートルもの大理石製コロンブス像・・・そんなニューヨークの高級アパートの雰囲気を無料で体験できる「パブリック・アート」?!が、11月18日まで期間限定でコロンバス・サークルに登場中。作品名は
「コロンバスの発見」(Discovering Columbus)。日本人のTatzu Nishiさんの作品。

この作品の目玉のコロンブス像は、地上21.3メートルのポール状の台座上にある、
ここコロンバス・サークルの地名の由来にもなってる、あの名物コロンブス像!!!
なんと、そのコロンブス像の高さにあわせて、アメリカの一般的なリビング・ルームみたいな空間を作り、もっと近くで鑑賞できるようにしよう・・・というコンセプトのアート作品なのだとか。
鑑賞は無料ですが、スペースに限りがあるため
事前予約制で、健常者はビル6階の高さまで階段で昇降(どうしても階段は無理な方のみ利用可能なエレベーターもあります)し、鑑賞時間は1人30分となってます。高所恐怖症なので、6階まで階段ってどうかなーと思ってたんですけど、ぜんぜん怖くありませんでした。いい感じの展望台にもなってます。
ただ、いままで誰でも見ることができた名物のコロンブス像が、外から見えなくなっちゃうってのはパブリック・アートとしてどうなのでしょう?
10月8日(毎年10月の第2月曜日)のコロンバス・デー(コロンバスのアメリカ上陸をお祝いする日)には、このコロンバス像の前を通ってお祝いするパレードがありますけど、その時もコロンバス像はこのお部屋の中です。主役が自宅待機ってなんだか問題になりそう・・・とか思って調べてみたら、すでに
同じような指摘もニュースに・・・。やっぱりね。まぁ、でも、そのお陰でこの作品もコロンバス像も余計に注目され出した気もするので、それも狙いなのかも?
階段で6階の高さにあがってお部屋へ
おぉー、これが・・・
コロンブスさん、身長4メートル
アメリカ大陸発見400周年記念として1892年!!!に作られたもの
ちなみにアメリカ大陸発見の1492年は常識なので覚えておきましょう
「いよ!国(1492)見えた・・・」の語呂合わせが覚えやすいかも?
あと、アメリカ独立宣言の「いいな、なろう(1776)独立国に」で1776年
南北戦争の「人は無意味(1861)な内戦する」で1861年も
インテリアもかわいい
ちょっとしたホームパーティっぽい雰囲気?
窓の外の景色すごい
東側
北側
南側
でも外からはコロンバスさんが見えない〔ご参考〕
・
Discovering Columbus:公式サイト、
事前予約ページ
もともと誰でも鑑賞できたコロンバスさんを覆い隠すんだから、一部壁をガラスにして外からも楽しめるようにするとか、もっとパブリック・アートっぽい演出をもう少し何かやったら良かったのに・・・とか思ってしまいましたが展望台的な楽しみ方とか他では味わえないユニークな体験とかできて、これはこれで面白いです。
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