

今年のアメリカは大統領選挙の年(投票は11月)。現職の民主党のオバマさんに対抗する共和党候補ロムニー 氏が「10年、100年没落し、困難に苦しむ日本のようにはならない・・・」と8月9日の資金集めのパーティで暴言を吐き、日本でもニュースになってるようですが、アメリカでは、ロムニー 氏はボコボコの袋叩きに。

「
眉をひそめる酷い発言」(FP)、「
外交のエチケットについて勉強が足りない」(New York Magazine)、「
ロムニーは日本だけじゃなくてG8のアメリカ以外の全ての国々を非難してきた(相当なバカである)」(Buzzfeed)等など。
実はロムニー 氏、政治的スタンスや政策の問題に加え、オリンピック前のイギリスへの暴言などもあり、かなり口が悪いというか、頭が悪いことが知れ渡って支持率ダウン中。で、オバマ大統領との支持率の差がロムニー 氏が共和党候補になってから最大に開いたところで、この日本への暴言・・・。自業自得ですけど、致命的な気配。
ネット上には、「今年は震災復興景気もあって、日本はアメリカやヨーロッパ諸国を上回る可能性の高いGDP+2.4%成長。経済面だけでなく、アジアにおける自由主義国のリーダーで長年にわたりアメリカの重要な同盟国に対して何言ってんだこいつ・・・」というような熱のこもった長文の反論記事(
Getting Japan Right, Mr. Romney)も多々登場中。しかも、賛否両論じゃなくて、ロムニー氏が一方的なサンドバック状態でボコボコになってます。
さらに、ロムニー暴言集(
Top 10 Dumbest Mitt Romney Quotes (So Far))といったサイトもどんどん出てきてまして、大統領選が早くも終結しそうな勢い。
どれだけロムニー氏の頭が悪いか一読でよく分かるので、上述の
Buzzfeedの記事から、これまでのロムニー氏のG8諸国への暴言を、以下ご参考まで。あと最後に、日本への暴言前に行われたCNNとFOX(強烈な共和党支持テレビ局)の支持率調査結果もつけときますね。
【これまでのロムニー氏のG8諸国への暴言集】

カナダへの暴言:著書の中でカナダの健康保険制度を批判し、2007年に「カナダのような英仏2ヶ国語のバイリンガル国家にはなったらダメだ」。

フランスへの暴言:「アメリカ合衆国が21世紀にフランスのような(ひどい)国になるなんて、まったく考えたくもない」」

ドイツへの暴言:今年5月のFOXテレビ出演時に、「アメリカ人はドイツ人よりも働き者だ。」←ドイツ人の勤勉さは常識なのに?

日本への暴言:8月9日のニューヨークでの資金集めパーティにて、「我々は日本ではない。10年、100年没落し、困難に苦しむ日本のようにはならない・・・」("We are not Japan. We are not going to be a nation that suffers in decline and distress for a decade or a century.")

ロシアへの暴言:「ロシアは、我々の "ナンバーワンの敵"(adversary)であり、"ナンバーワンの地政学的な敵"(geo-political foe)でもある。」←結局、敵なのね。

イギリスへの暴言:オリンピック前に著書で「イギリスなんてのは小さな島だ。道も家も小さい。殆ど例外なく、世界の人々が買いたいと思うようなものは作ってない。(そんな国でやるオリンピックなんて大したことない)」

イタリアへの暴言:2011年に「もし我々がイタリアのようになったら、アメリカも、我々の子ども達も、そして世界中が苦しむことになるだろう。」
【支持率調査結果】
CNN:7月に3%だった差が8月に7%へ拡大
FOX:共和党系のFOXでも、9%差に拡大
アメリカの共和党は、前回2008年の大統領選で副大統領候補にサラ・ペイリン氏とか、あまり頭の良くない人ばかり出てきてなんだか大変ですね。その前もあのブッシュさんでしたし。
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