

アメリカ経済誌フォーブス(Forbes)が日本の「神戸牛」(Kobe Beef)の大宣伝?! すーごい記事が掲載されました。題して、
「最大の食品詐欺:アメリカ国内の神戸牛の大ウソ」(
Food's Biggest Scam: The Great Kobe Beef Lie)。近年、アメリカ国内の高級レストランの目玉メニューになったりして、人気急上昇中の神戸牛はホンモノの神戸牛じゃないっていうんですよー。

まず、牛肉大国アメリカで、日本の神戸牛が大人気ってこと自体が驚きですけど、それが日本産じゃなくてアメリカ国内産のニセモノ(Fake)ばかりで、最大の食品詐欺とまで書いたフォーブスにビックリ。
しかも、記事中、「
ホンモノの神戸牛を日本で食べられる機会があったら、超美味しいから散財してでも食べるべき!!!」と断言。一流ビジネス誌なのにグルメ・ネタ? こんな記事読んだら誰でも食べてみたくなりそう。
さらに、この記事は、専門性の高い経済誌フォーブスの記事の中では、比較的分かりやすく、より多くの人々の興味をひきつける内容ということもあって、瞬く間にアメリカ国内の各種メディアでも取り上げられてまして、結果的に、「ホンモノの美味しい神戸牛を食べるなら日本へ行こう!!!」というキャンペーンが、突如はじまったみたいな状況に・・・。
そもそもフォーブスの読者層は、ちょうどアメリカ国内の高級レストランで「神戸牛」をオーダーするような方々ですから、ターゲット・マーケティングの観点から見てもどんぴしゃ。フォーブスを愛読してそうな欧米からのビジネス出張者を日本で接待する方は、「神戸牛」を食べられるお店に連れて行ってあげるときっと喜ばれるでしょう。
あと、日本の「神戸牛」関係者の皆さん、今後、もし売り上げが急増しだしたら、たぶん、この記事の影響じゃないかなと思います。
〔ご参考〕
・
Food's Biggest Scam: The Great Kobe Beef Lie:Forbes記事
ニセモノと言っても、アメリカ国内で"Kobe Beef"とか"American Wagyu beef "(アメリカ産の和牛肉)して出回っているものは、日本の良質な牛と同じ遺伝子を持つ牛を輸入してホンモノの神戸牛や和牛と同じような環境で育てた上質な牛肉とのことですので、『最大の詐欺』(Biggest Scam)とか、『神戸牛の大嘘』(The Great Kobe Beef Lie)とまで言わなくても良いんじゃないかなって気もしますが、こういう事実をしっかり伝えるところがアメリカのジャーナリズム精神ならではなのでしょうね。
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