前回、お伝えしたNBC Experience Store(テレビ局直営の番組グッズ屋さん )に関連して、興味深い日経新聞の記事、「
クール・ジャパン なぜ韓流に出遅れたのか? 」(4/13付)をご参考まで。
アジア10都市で、日・韓・欧米の
コンテンツ(マンガ・アニメ、ドラマ、映画、音楽、メーク・ファッション)でどれが好きかを聞いた博報堂の調査結果の信頼性はいったん置いといて(メーク・ファッションでも日本が欧米より上とか本当?)、
『コンテンツ輸出による波及効果』が簡単に分かる良い記事だと思います。

つまり、ある国の大衆文化が外国で流行すると、自然に派生商品が購買されるようになり、その国産の商品全般への購買意欲が高まって、その国に対する好感もアップする・・・というもの。
この見込み通りになるかどうかは、その大衆文化の「本質」とか、背景にある「価値観」や「人間性」などで大幅に結果が変わってくる気がしますが、まぁ、でも、これが
『コンテンツ輸出による波及効果』の基本的なパターンの1つでしょう。
そんなわけで、韓国では政府がコンテンツ輸出に力を入れてるそうです。
しかも、韓国のコンテンツ関連予算は日本の8倍。韓国の名目GDPは日本の1/5以下ってことを考慮すると、かなりの巨額。だから、「日本が出遅れた」って記事になってるわけですね。うーむ・・・。
もちろん予算は多い方が少ないよりも良いでしょうけど、やっぱりでも、その大衆文化の「本質」とか、背景にある「価値観」や「人間性」に問題があると逆効果になってしまうわけで、しかも、インターネット時代ではますますその傾向は強くなってますから、単純に広告・宣伝予算だけしか考えてないと後で困るかも。
前回紹介したNBCストアには、いろんな番組グッズが豊富にあって世界中からファンが訪れてます。特に、フレンズのように、とっくに放送が終わった番組が今でも人気があるのは、やっぱり作品そのものに本質的な魅力があるからでしょう。なので、そのクール・ジャパンとかも、日本の文化が世界の人々になぜこんなに愛され、尊敬されてるか、その「本質」を意識したうえで進めてみると、より良い結果につながるような気がします。
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