先日、ご紹介した最新技術とアイデア満載の夢のお店、Wired Store関連でもう1つ。上の写真は、店内で見つけた
エッツィ(Etsy)コーナー!!! エッツィとは、2005年にニューヨークで生まれた新しいウェブサービスで、アーティストやデザイナーの方々が、アート、ジュエリー、洋服、雑貨などの手作りの作品を販売できるEコマース・サイト。ハンドメイドが出品の条件なので、世界に1つにしかない品ばかり。それが、最大手のEbayほか類似サービスとの差別化になってます。
競合サービスも多く、当初の期待ほど成長が早くないという指摘も出てましたが、
今年3月時点のニュースで、昨年2010年中に売上げは対前年比74.4%も増化し、2011年の年間売上は4億ドル(1ドル80円換算で320億円)を超えると報じられてます。
また、サンクスギビングデー後の「サイバー・マンデー」と呼ばれる11/28(月)には、対前年比61%増となる
Etsy史上最高の売上額を記録するなど、実際に業績は好調な様子。出店者が増え、競争も厳しくなってきたと言われてますが、1店舗辺りの平均売上額も対前年比で11%も増えているのだそうです。すごーい。
以前ご紹介した
キック・スターター(Kickstarter)とかもそうですけど、アメリカでは、こうした新しいウェブサービスが続々と登場して、しかも本当にちゃんと(・・・というか、かなり好調に)成長して本当にすごいと思います。いったい何が成功の秘訣なのでしょうね?
キック・スターターのコーナーもありました
【追記】
quastさん、素晴らしいご指摘ありがとうございます!!! etsyには複製販売ほか使い勝手などに問題があることから、当初の期待よりも成長が遅くトップが交代したことなど書こうかどうか、実は、かなり迷いました。今回は、そうした問題はあるものの、実際にetsyで成功してる方も多いことや、AmazonやEbayでも何かしら問題はあること、そして、何より最新テクノロジー専門誌のWIREDが、年一の特別なWIRED Storeで初めてコーナーを用意したことを勘案し、シンプルに直近の好調な業績のご紹介とさせて頂きましたが、ここで補足できてとても良かったです。ありがとうございます。
やっぱりいろいろ比較していくと、先日、「日本でインターネットの活用事例がもっと増えますように・・・」でも取り上げたように、バックグランドのよく分からない人の情報は無視するアメリカ文化の影響は大きいかも。匿名や架空アカウントによる嘘やデマ(=もちろんアメリカにもいっぱいありますけど)を、大半の人々がつられることなくスルーしてるので、みんな無駄な労力を費やさなくて済んじゃう感じ。これならネット上で何かはじめるのも気が楽で、いろいろ成功事例も増えていくのでしょう。でも、ネットの普及率とか考えたら日本の方が進んでるくらいですから、日本もこういう感じになれたら、だいぶ状況変わると思いますし、特に2011年は少しずつそうなってきている印象はあります。今後に期待です。
【追記】
quastさん、これも貴重なコメント、感謝します!!! 英語圏にはcouch surferとかairbnbの他、類似サービスは豊富で4chanとかAmazonのレビューなども含めると、その数は日本の何倍も多いですね。でも、それにも関わらずそれらに書かれてる情報(嘘やデマも日本の何倍も多いと思います)が日本のようにニュースや社会問題にならないのはなぜか?というのが、「日本でネット関連サービスがいまいち普及しにくい状況」を考えるうえで、実は重要なポイントじゃないかなと思うのです。このアメリカの状況を「バックグランドのよく分からない情報は無視する」と表現しました(「表舞台にでてこない」という意味での「無視」です。要するに、アメリカでは情報発信者の背景が不明な情報は日本人が考えている以上に圧倒的にスルーされてる、ということ)。
日本では、ネット上の投稿内容が原因で逮捕されたり、Amazonのレビューが炎上したというような話題は頻繁にニュースになったり、世間の注目を集めます(アメリカでは殆ど聞きません)。現在の日本のような状況下では、真面目で慎重な方々(特に保守的な地方行政とか教育の分野の方々とか)が、なかなかインターネットを活用しきれませんので、極めてもったいないことになってる気がします。この他に何か良いアイデアないでしょうか。quastさん、いつもありがとうございます。
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