
前回に続いて、アメリカの太陽光発電関連ニュースを1つ。先週、7/27に4大ネットワークTV局のABCが、看板ニュース番組で巨大なタワーを使った太陽光発電プラントの計画を
報じてます。タワーの高さはエンパイア・ステイト・ビルの2倍?! その頂上に太陽光を反射させ生み出した高熱で、水を蒸気に変えてタービンをまわす発電方式。

で、さらに、その2日後の7/29に今度はMITが、夜間や曇りの時でも(24/7、つまり24時間7日間)発電を続けられる
新しい太陽光発電プラントのアイデアを発表して、それがまたニュースに・・・。
さすがアメリカ。いったんスイッチ入るとバンバン新しいアイデアが出てくるんですけど、こうしたニュース、日本で報じられてるのでしょうか?
MITのソーラー・プラントは、巨大なタワーを使わず地上設備だけでオッケー。ミラーで太陽光を集めた高熱で水蒸気タービン発電するという発想は同じですが、太陽光を施設内部にある可動式プレート上の塩(高熱を保存する性質があるのだとか)に集約し、さらにその塩プレートがいくつもあって、ぐるぐる回り、常に水蒸気タービン発電が可能な高温を維持する、というもの。だから、夜間や曇りでも発電可能なんですね。へぇー。
また、このアイデアがスゴイのは、巨大なタワーを作らなくても済み、日照状況による温度変化が少ないため設備の劣化もしにくい、等などから、大幅なコスト・セーブも期待できるところ。やっぱり、「同じ電力量なら、風力、地熱発電は原子力発電の約3倍、太陽光発電は約9倍のコストがかかる・・・」とか言って、あきらめてたらそこで終わりなんですよね。
新しいアイデアを見つけるには、まず、あきらめないことが大切。それと、こういう時こそ、日本国内だけじゃなく、世界へ視野を広げてみた方が、より良いヒントや発見なども多い気がします。
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