先日、速報としてご紹介した震災後の
「心のケア」情報より続報です。今も続く余震や原発問題などから、どのように対処したら良いか分からない感情や衝動、さらには心的ストレスを抱えている方々も少なくないでしょう。今日は、「サイコロジカル・ファーストエイド」内の「5. 現実的な問題の解決を助ける」の章から、
「そうしたなかで比較的うまくやっていくことができる人たちが持つ要素」をご紹介します。上図の赤枠内をご覧ください。
7つの要素が箇条書きされてますが、最後の物質的・資金的支援以外はすべて精神面(心理面)のお話です。
また、2つ目から6つ目までは「確信」、「信念」、「信頼」と、『信じること』の大切さが繰り返し強調されています。この部分の
原文(左図)を見てみると、英語でも"Confidence"と"Belief"に・・・。
それだけ、
こういう時には『信じること』や『信じあうこと』が、比較的うまくやっていくために大切なようです。また、このことは、多くの方々にとって理解しやすい(すでに本能的に分かってる?)気がします。実際、こういう時、家族や友人・知人、会社や学校、あるいは地域コミュニティの中で、自然に助け合い、支えあい、いたわりあって、『信頼の輪』を築こうとする方々が日本中、世界中ににたくさんいるように感じます。『信じること』や『信じあうこと』は人間らしさ、人間性の根幹と言って良いのかもしれません。
そういう意味では、特に、こうした状況でリーダーシップを期待される方々や、社会的影響の大きな方々は、不安感や不信感を人々の間に広めないように、自らの言動や状況判断に細心の注意が必要になるでしょう。
あの9・11直後のニューヨークの様子を知る方々にお話を聞いてみると、いつまたテロが行われるか分からない不安の中で、「それ以前よりも一人一人が協力しあい、助け合う機会が確実に増えた」と言う方がたくさんいます。実際、このブログでお伝えしている音楽、アート、ダンス等などのイベントや、各種パレード、ストリートフェア、映画祭などなどの多くが、9・11以降にニューヨーク復興(含、地域活性化、文化振興など)のためにはじまっていますし、その運営はNPO団体や市民ボランティアが中心。まさに『信頼の輪』を一人一人みんなで広げていった結果が今のニューヨーク・・・という感じですので、そういう視点を交え、日本復興に役立ったり、参考になりそうな情報をこれまで以上にお伝えしたいと思います。日本は必ず復興します。
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