長期的な復興支援のお役に立ちそうなウェブサービス・シリーズ。前回、「
資金を必要としている人と資金を提供したい人を直接結びつける」
キックスターター(Kickstarter)をご紹介しましたが、今回は、「
手助けを必要としている人と手助けしたい人を直接結びつける」
ロッツァ・ヘルピング・ハンズ(Lotsa Helping Hands)というウェブサービスをご紹介します。
2004年にHal Chapelさんらにより設立されたこの団体は、人々が助け合うコミュニティ(共同体)作りを支援するウェブサービスを無料で提供。
助けを必要としている人々は、ウェブ上にコミュニティ(共同体)を作り、
カレンダーにその内容を書き込むと、手助けしたい人々(ボランティア)が名乗り出るという極めてシンプルな仕組み。
これなら助けを必要としている人々のニーズがスケジュール上にまとめられてるので、個人単位のボランティアも、異なる複数のボランディア団体も、情報をシェアしあいながら効率的に協力しあって支援を提供できそうです。また、こうしたツールが被災地の人々の間に定着すれば、復興が進んだ後も地域の活性化や発展のための大きな力になるかもしれません。
それに、もともとLotsa Helping Handsは、幼い子ども、高齢者、病人などがいて手助けを必要としているご家庭を助けるために作られたものなので、今回の震災の復興支援だけでなく、やろうと思えば今すぐ日本全国でご活用できそうな気がします。
但し、そのまま使うとなると表示がすべて英語になってますので、日本語版があった方が良いでしょう。でも、前回ご紹介した
キックスターターと違って資金決済機能は不要ですので、同じようなウェブサービスを作るのはますますお手軽な気がします。・・・というか、Google Calendarなどを使えば、今すぐこのサービスに近いものができてしまうかも? 以下、Lotsa Helping Handsを紹介したテレビのニュースです。
〔ご参考情報〕
●
Lotsa Helping Hands:公式サイト
・
When Tragedy Strikes, How Can You Help?[Businessweek April 08, 2010]
・
‘Helping hands’ site aids families[Washington Times June 28, 2010]
・
Caring for Family, Caring for Yourself[New York Times November 17, 2008]
ウェブサービスと言えば、震災直後からGoogle Japanの技術者さんたちは怒涛の勢いで開発を続けてまして、「Person Finder (消息情報): 2011 東日本大震災」や「東日本大震災 被災地生活救援サイト」、そして、それらをまとめたポータル的な「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 」などを連日続々と公開中です。詳しくはGoogle Japanブログの記事をご覧ください。また、震災直後からのGoogle Japanの技術者さんたちの様子を、ITMediaさんが「地震、その時Googleは 「1秒でも惜しい」と怒涛の開発、海外にもバトンつないで」という記事で伝えています。こちらも必見の素晴らしい記事です。
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