前回に続いて、空中公園ハイラインより。チェルシーのギャラリー街の上空、20丁目から先はただいま拡張工事中。道をふさぐ仮設フェンスにアート作品ですよー!野外なのに、なかなかの大作。Valerie Hegartyさんの"Autumn on the Hudson River 2009"という作品とのこと。

今から150年前の1860年に描かれた
Jasper Francis Cropseyさんの"Autumn on the Hudson River"(ハドソン川の秋)をモチーフにした作品で、その"Autumn on the Hudson River"を模写したキャンバスから、木の枝が突き出たインパクトたっぷりな仕上がりになってます。
作品テーマは、自然と文化(文明)の衝突、そして過去と現在。うーむ、深いですねぇ・・・。そう言えば、美しい自然いっぱいだった1860年頃のハドソン川では、その後、環境汚染の広がった時代を経て、『自然』を取り戻す運動が起こってきたんですよね。空中公園ハイラインが誕生した背景にも、自然に対する人々の意識の変化があるっていうメッセージだと思います。また、作品テーマを知らなくても、展示場所や作風から「自然」がこのアート作品のテーマなのは一目瞭然。素晴らしいです。
作品紹介も
インパクトたっぷり
で、そんなわけで、ココにこのアート作品を展示しちゃおう・・・っていう柔軟というか、発想の自由さぶりがまたすごいですよねー。あと、今回の場合は、言葉でいろいろ説明されるよりも、アート作品の方が強いメッセージが伝わってくる感じしますね。
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