うっかりブログにアップするの忘れてましたが、10月3~4日の週末、アポロ・シアター(
Apollo Theater)でオープン・ハウスが行われました。ハーレムの125丁目沿いにあるこの劇場は、今年、75周年。いろいろと新しいショーやイベントが登場してまして、誰でも無料で入場できるオープン・ハウスも今年は頻繁にやってるみたいです。
さて、そのアポロ・シアターのオープン・ハウス。本来は地元ハーレムのコミュニティ向けのイベントだったものを他の方々にも一般開放したものなんだとか。その内容は、映画の上映会、スペシャル・パフォーマンス、マルチメディア・プレゼンテーション、等など盛りだくさんって情報が出てますが、出演者などの具体的な内容は調べてみても見当たらないんですよ。
今回は、唯一、11月から上演されるドリーム・ガールズのプレミアが夜のステージで見れますよってことくらい・・・。
かなりアバウトな印象で、しかも、昼間に行くことになったので、ぜんぜん期待せずに到着し、テクテクと中へ入っていったんですけど、やっぱりアポロ・シアターはスゴイです!ステージで若者たちが素晴らしいパフォーマンスを披露してたんですよ。みんな、すーっごく歌がうまい。いや、うまいなんてもんじゃありません。体全身に染みてくるような声量で、その歌詞に込められたメッセージがまたとんでもなく素晴らしい!!! 鳥肌立つし、自然に涙出そうになるほど。えっ、これ無料?! ここにいて本当にいいの?って感じ。
こりゃ絶対お礼しなきゃ、あとCDも是非買おうって思って劇場の方に話かけたら、彼らはアポロ・シアターでやってるファミリー向けミュージカル、"
REPRESTNT!"のキャストの皆さんって話なんですよ。で、今やった曲のCDとかまだ出てないって言うのです。ガーン、ショック。もう気になって、後でいろいろ調べてみると、このミュージカルのプロデューサーさん(Monique Martinさん)のコメントを発見。これ↓がまた、どおりでっていうか、もうスゴイんですよ。
"I am fired up about REPRESTNT! In one word it says so much about who these young people are. They signify, embody, and exemplify the potential of youth and the transformative power of the arts. Mass media does not dictate popular culture for them -- through the arts, they define it for themselves."
(和 訳)
「REPRESTNT!には燃えてますよ。 一言でいうと、このショーは、この若者たちが何者であるか、について多くを語りかけてくれます。彼らは、若さの持つ可能性と、芸術が持つ"既存の枠組みを変えうるパワー"(the transformative power of the artsから意訳)を、表明し、具体化し、体現しています。マスメディアが決めたポップ・カルチャーなど彼らには無用 -- 芸術を通して、彼らの自身のために、彼らがその文化を決めてゆくのです。」
過去の出演者のコラージュ写真
ここがホールREPRESTNT!のキャストの若者たち歌も踊りもすごいさらに歌詞がとんでもなくいいです改めて観にいかなきゃ〔ご参考情報〕
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www.apollotheaterstore.com:公式サイト
何も期待せずに行ったのに大感動でした。音楽の持つパワーってやっぱりありますね。涙出ました。すごい。後で、プロデューサーさんのコメント見て納得。本当に、人間が創造したものにはその人の考えや思いが乗り移るものですね。あと、こういうメッセージは英語でストレートに表現されると、とても心に響く気がします。
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