土曜日の午後、ロウワー・マンハッタンにある
フェデラル・ホールの階段には人、人、人の山。ここは世界金融の中心地、ウォール・ストリートのそのまた中心部。まさにニューヨーク証券取引所のすぐ目の前なんですけど、いったい何が起こっていると思いますか？
昨年ユニオン・スクエアでしたが、今年はウォール・ストリートに場所を移した非常にユニークなイベントです。答えは、なーんと年に一度の「マクラ投げ大会」！英語で言うと、
Pillow Fight（ピロー・ファイト）。今年は参加者や見物人がとにかく多くてなかなか会場にたどりつけないほどでした。
取材に来たメディア関係者もたくさんいて、マクラでポンポン叩かれながら話してるレポーターさんやカメラマンさんも。日本のテレビ局も来てたんでしょうか？
もともとPillow Fightは、公園などのパブリック・スペースで、大人も子どもも、男性も女性もみんなで一緒になって遊ぼうっていう趣旨のイベントで、正式には、"
The Urban Playground Movement"と呼ばれる市民活動の一環なのだそうです。それにしても、ニューヨークにはこの手のイベントの数が驚くほど多いですね。それに、どれも年々参加される方が増え、さらにまた新しいものが始まったりしています。
例えば、みんなでサンタクロースの仮装して集まる
サンタコン、仮装ショッピングカートでレースをする
イディオタロッド、公園内にソファーやテーブルを置いてリビング・ルームをつくる
アーバン・リビング・ルーム、着ぐるみでマラソンする
クラブ・アニマル・ミニ・マラソン、公園でみんなでシャボン玉を飛ばす
バブル・バス、等など。うちのブログで過去にご紹介した、覚えてるものだけでも結構いろいろ。この他に、
アートパレードや
ダンスパレードなどここ数年の間に新しく始まったパレードもあるし、どうやらこの"
The Urban Playground Movement"っていう新しい社会現象は、ニューヨーカーの間でどんどん普及してるみたいですね。
大賑わい
会場はなんとＮＹ証券取引所前
相変わらず女性も多め
風に舞う羽毛ふぶき
みんなハッピースマイル
常に飛び交うマクラ攻撃
ピローファイトのマクラにも平和（PEACE）への願い
〔ご参考〕
www.pillowfightday.com/：公式サイト
ニューヨークだけじゃなくて、Urban Playground Movementは世界中で広まってるのかもしれません。実はこのピローファイトはいつの間にか世界各地で開催されるようになってまして、今年の4/4はInternational Pillow Fight Day（国際マクラ投げデー）でした。日本の宮崎の名前も開催予定地になってますが、どんな感じだったんでしょう。
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