いろんなユニークな屋台が登場するニューヨークのストリート・フェア。これまで珍しい屋台をいろいろご紹介してますが、今回、
今年最初のストリート・フェアでいきなりとびっきり可愛いお店を発見しました!上の写真。小さなテーブルの前にちょこんと座った女の子、分かりますか?
そうなんです、これが彼女のお店。小さなアーティストが絵を描いてくれるんですよ。テーブルの前にテープで貼ってあるダンボールの切れ端には、手書きで"
Drawings For 25c Sale By Young Artist"・・・。
彼女を見つけたとき、このブログでずっと以前にご紹介した「
子どものチカラ」っていうお話を思い出しました。お友達がメトロポリタン美術館の前で遭遇した、自作の絵を売る小さな女の子とお母さんのとても素敵なお話です。
私もそんな小さなアーティストに会いたいなーってずっと思っていたので、彼女を見つけたときはもう大興奮。足早に駆け寄り、さっそく1つ絵を描いてもらうことに。すると、この女の子はリクエストに応じて何か描いてくれるんだそうで、「何を描きましょう?」とのこと。
うーん、やっぱりクマちゃんかな、それとも子猫にしようかな、せっかくだから何か変わったものがいいかも?と悩んでると隣で子供用Tシャツ売ってるオジサンが、「がははは。彼女はマーメイドの絵が上手なんだよ」みたいなノリで教えてくれて、「じゃぁ、マーメードで(笑)」。オジサン、ナイスフォローです。「何を描きましょう?」って聞かれて、マーメードなんて普通思いつかないですし、アーティストのお得意テーマならきっと気持ちの入った絵になりそう。
女の子もちょっと考えてからノリノリで楽しそうに絵を描きはじめました。「上手だね。絵を描くの好きなの?」とか声をかけると、「うんっ」みたいな感じでハニカミながら頷いて「毎日描いてるの。」だって。そっかー、そうだよねー。やっぱり子どもの頃は誰もがスーパーマン・・・。これから4月。就職して約1年というこの時期に、とても良い出会いになりました。仕上がった作品には、マーメードのほかにドルフィンも。かわいいですね。大満足。大切にします。
構想中描きはじめましたマーメードですね描いてる間の表情がすごく良いですできあがり〔ご参考過去ログ〕
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子どものチカラ:オリジナルは1999年に書かれてるっていうのがまたすごいと思います。
大人になるにつれ、忘れてしまう子ども頃の気持ち。日常の遊びの中からも、新たらしい物事へチャレンジする勇気や、自分で自分の限界をつくらない強い心。これから春を迎えるにあたり、とても大切なことを改めて気づかせてくれた気がします。それにしても、子どものチカラを友達が最初に書いてからもう10年近くになるんですね。ニューヨークは本当にいつの時代も目には見えない大切なもので溢れている気がします。※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」