《渋谷大人化大作戦のアイデア募集!》
現在、私は渋谷の大人化のための橋頭堡となる、以下の3つのプロジェクトに参画している。各々のプロジェクトについてでも良いし、まったく異なる視点でも、冗談でもいいので、渋谷大人化大作戦のための、イベント、PR、商品、ファッションや飲食のショップ、施設のアイデア、プランを広く募集したい。応募の形式はまったく自由だ。その中から優れたものに、焼酎をプレゼントしたい。奮ってご応募頂きたい。
A.渋谷駅前大井ビル「Likes」リニューアル計画コンサルティング
ハチ公から向かって左側の道玄坂の入り口に位置する、渋谷駅前大井ビルを経営する株式会社大井
http://www.ohi.co.jp/は、東郷平八郎司令長官が率いる日本の連合艦隊が、日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を撃ち破り、ポーツマス条約が結ばれた1905年(明治38年)に誕生した、渋谷の老舗中の老舗だ。
その後、関東大震災、第二次世界大戦の動乱期をも生き抜き、1965年(昭和40年)に、渋谷区合同庁舎及び渋谷公会堂の完成と歩調を合わせ、現在の大井ビルが誕生した。今も芸能人の常連も数多くいる、デニムや雑貨、ランジェリーなどを扱うショップやレストラン、日本有数の売上を誇るタバコ店は、多くの人に愛されている。
2005年、大井は創業100周年を迎えた。「企業の寿命は30年」と言われる中で、1世紀に亘り常に渋谷のランドマークとして、街行く人々を見守って来たこと自体が、まさに“大井なる”金字塔だ。これを機に、私の20年来の友人である、大井宗太郎専務を中心とするプロジェクトチームが結成され、リニューアル計画を進めている。近々、大井は、「Likes(ライクス)」(“みんなの好きをカタチにする”という意味)という名で装いも新たに生まれ変わる。
私共では、コンセプト作りや飲食を中心としたコラボレーション企業のコーディネート、メディアや各種企業のセールスプロモーションのタイアップ、PRなどのお手伝いをしている。古くて新しい大人の渋谷復活のセンターとなるに違いない。
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B.神南1丁目 新レストラン+クラブ+ラウンジ「Camelot court」アドバイザー
渋谷公園通りの西側の神南坂周辺のエリアは、今も大人系のセレクトショップや飲食店が多い。かつてここに、「12カ月ビル」という大人が集うレストランやBARが入った施設があった。そこが老朽化して取り壊され、ケネディ・ウイルソンを中心とする投資家グループが、2005年初夏に、大人のためのまったく新しい複合商業施設を作る。
その施設内に、代官山の伝説のクラブ「FULA」、クリントン大統領が就任PARTYで自らサックスを演奏した「TATOU」の東京店、竹芝にあった大人系クラブ「EARTH」、LAで有名な日本人シェフによるセレブの集まるレストラン「MAKO」の東京店などを手掛けて来た、6万人もの大人の顧客を持つジンテージ
http://www.jinterji.co.jp
が、満を持して、レストラン・クラブ・ラウンジの巨大複合店舗を出店する。
その名も「Camelot court」(キャメロット・コート)。「Camelot」とは、アーサー王の伝説にある宮殿のことで、理想郷を意味する。JFK(ジョン・F・ケネディ大統領)は、マリリン・モンローといったスターからスポーツ選手、学者、経営者、軍人に至るまで、各界のセレブが集う当時のホワイトハウスを、宮廷に見立てて「Camelot」と呼んだ。
日本の各界のセレブが日々集うコート(宮廷)の誕生である。そのコンセプト作り、企業タイアップ、イベントコーディネート、PR、集客などについてアドバイスしている。
C.百軒店商店会音楽の見えるまちづくり構想策定委員会委員長
渋谷の「百軒店(ひゃっけんだな)」が、音楽の街、大人の街として注目を集め出している。道玄坂と東急文化村の間に位置し、誕生後80余年の古くて新しい“おしゃレトロ”な街が、若者のイメージが強い渋谷で異彩を放っている。
「百軒店」は、大正12年の関東大震災後の復興に際し、今で言う百貨店を都市空間に作ろうと、元は江戸城内にあった太田道潅、徳川家康ゆかりの商売繁盛の神、千代田稲荷を宮益坂から街の中心に移築し、各地の名店を誘致、劇場や映画館も作られ、最先端の商業空間として整備された。当時、その賑わいは日本一だったという。
そんな昔の面影を残すレトロなBARやスナック、グルメご用達の飲食店に加え、新たにライブハウス「O-EAST」がオープンし、新旧の魅力の相乗効果で老若男女に人気が戻って来ている。
百軒店は、美人画で有名な竹久夢二が通い、ジャズが通りに響き、北島三郎が流しで巡り、渡辺正行、小宮孝泰、ラサール石井のコント赤信号が演じるなど、いつの時代も大人の文化を育んで来た。実はあの細木数子も縁の深い地だという。
そんな百軒店を大人の音楽でもっと元気にしようと、野田嘉一郎氏をはじめとする百軒店商店会の皆さんを中心に、道玄坂周辺地区まちづくり協議会や、渋谷区の商工課・まちづくり課、「O-EAST」を経営するケンコーポレーション、シブヤテレビジョン、計画技術研究所の須永和久所長らによって委員会が組織され、委員長を仰せつかっている。
演歌やジャズの昔懐かしい「流し」も復活の兆しがあるし、大人の渋谷が戻って来そうだ。現在、「デリ流し(デリバリー流し)」をはじめ様々な企画が進行しつつある。

渋谷百軒店商店会:03-3461-9330
O-EAST