グーテン盛岡帰京し滞在時間六時間程で一路岡山に向っている車中で一冊文庫を読了し二冊目へ取りかかろうとしたところ二ページごとに白紙というジョンケージのような前衛的すぎる乱丁ぶりに落胆し(凄く楽しみにしていたのに！)ブログの更新で気を紛らわせている虚無感に苛まれていいる車内では高松はパーカーを意味不明な形式で頭に巻き付けゆうすけは読書に勤しみ(羨ましい)吉木はアクセルを強く踏み込んでいるスピーカーからは「きっと今は自由に空も飛べるはず」という歌が流れている僕も酔っぱらった時だけはそう思うよ手をひろげ世田谷を駆ける翌朝凄い筋肉痛今月にひとつ年をとったメンバーに祝ってもらえて嬉しかった自分も四十代半ばを過ぎたかと思うと感慨深いだいぶ広くなった額に手を当ててパンクも無頼もディスコもエリマキトカゲもW浅野も遠い昔の事に思える沢山の春が夏が秋が冬が人が僕の前を通り過ぎていった

僕らのバンドワゴンはその様にして西へ向っている各地で魔法のかかった様なライブをするからでは