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ウブドの公開火葬 〜王家火葬場へ その1〜
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さて、いよいよウブド王家専用の火葬場への出棺です。
王宮の外に出ると、ランブーも出番を待っています。

ここでわたしにはふたつの選択肢が。

ひとつはナーガバンダ、ランブー、バデについて火葬場に行くこと。
こうすれば葬送の撮影はできます。
でも、火葬場に着いたときには撮影のためのベストポジションを確保することはまず無理でしょう。

あるいは葬送の撮影はあきらめて、先に火葬場へ行き、場所取りをしておくこと。

わたしは後者を選びました。
あまり背が高くないわたしは行進と一緒でもおそらく、人込みの中ではいい写真は撮れないだろうとの判断です。
それにハイライトはやはり火葬の瞬間。
これをしっかりと記憶に焼きつけ、写真に残すことにしました。

ということで、
王宮を背にひたすらウブド市街の東に位置する火葬場へと歩いていく。

途中、前を見て絶句。

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こんな光景はバリでは初めてです。
参加&見学客は20万人とも30万人もいわれています。
重さ11トンのバデやランブーは8000人ほどの村人有志たちがリレー形式でおよそ1キロの道程を運んでいきます。
バデは魂がこの世に戻ってこられないようにジグザグに進みます。
また、途中でナーガバンダが俗世とのつながりを断ち切るため、弓矢を放ちます。
周囲では踊りが舞い、水がまき散らされ、トランス状態の男性陣が声を荒げます。

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早くも始まった喧噪を逃れるように火葬場へ。
到着した頃は火葬のためのステージの周辺にもまだスペースがあり、スヤサ氏の遺影を持った関係者などがのんびりタバコをふかしたり、談笑したりしています。
わたしはステージをやや横から望む、石像の前というポイントをゲット。
ここからが試練のときです。

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1時間ほど炎天下で待ったでしょうか。
やっとチョコルダ・グデ・ラカ氏のランブーが到着。
ステージの上に置かれます。


さらに石像の前でじっと待つ。
真上でぎらつく太陽に肌がじりじりと灼けるよう。
バリには欠かせないSPF50のサンスクリーンを取り出し、たっぷりと顔、首すじ、うなじに塗る。そしてサングラスをかけ、持参の扇子で光をさえぎる。
日陰に移動できないための苦肉の策です。
なるべく身軽に、と思ったのでミネラルウォーターは持ってきていない。
人の心を見すかしたように、氷を入れたバケツにアクア、ジュース類を並べた物売りが火葬場内を歩きまわっています。
でも、どうせふっかけるのだから買ってあげない。

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修行のように暑く長い時間をじっとやり過ごします。

と、ワッという歓声の中、スヤサ氏のランブーとバデがなだれ込むように場内に入ってきました。

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ステージの奥にバデがつけられると、村人に抱きかかえられてバデ内にいたスヤサ氏の遺族が出てきました。
深い哀しみの表情で崩れおれていく姿が痛々しい。

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時刻はまもなく午後の3時。

ますます気温が上がる中、遺体がランブーからゆっくりと運び出されます。
by naoko_terada | 2008-08-15 02:23 | トラベル | Trackback(1) | Comments(0)
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