|
山口県を訪れたなら、ぜひ泊まってみたいと思っていたのが、こちら。 阿知須(あじす)にある、てしま旅館です。 ジャスト30才の三代目を中心にファミリーでがんばる、ちいさな小さなお宿。 ビジネス旅館として経営していたものを、モダンなデザイン旅館に改装。 新しいニッポンの楽しみ方を教えてくれます。 チェックイン時には、まず、玄関にあるラウンジでおしぼりとお茶。 そして、てしま旅館名物の「てしまんじゅう」のプチサイズが。 これは隣接したショップで販売もしています。 かわいい、おもてなしに心がほころびます。 私が泊まった部屋は、通常、二人で利用できるもの。 もちろん、シングル利用もできます。 バスルームはありませんが、温泉の大浴場があるのでそんなに気にはならない。 ミニバー、お茶のセット、CDなどが揃い、 窓側の真っ赤なチェアはなんとマッサージ機能付き! 旅館でもない、ホテルでもない独特のてしまイズムが感じられます。 ただし、窓の外には国道、さらにその先には鉄道が走っているので、車や電車の音がBGMです(笑)。静寂をお好みの方には不向き。 ちょっと観光地に飽きた外国人などに好まれるのでは、と思いました。 三代目はカナダに留学経験もあるので、英語も通じます。 そして、この宿の真骨頂が食事。 ニ代目が作る創作料理は、山口の新鮮な食材がたっぷりと。 プロの技術に家庭的なエッセンスが少し。 作った人の顔が見えてくる料理は、とても好感が持てます。 夕食に同席していた全員が大絶賛したのが、写真の「甘鯛の揚げだし」。 好みでトロリとした半熟卵をかけていただく。 クリスピーな揚げ加減と、上品な味付け。 ひとりずつに大きめの甘鯛一匹が供されましたが、みなペロリ。 また、山口県の特産である「活き車海老」も絶品! お酒が困るほどすすみます(笑)。 翌朝の朝食は、和食を所望。 好みで洋食も選べますが、やっぱり日本の正しい朝食をいただきたいもの。 登場したのはこちらも、てしま旅館の大人気商品、「あおさ醤油」。 醤油に「あおさ」を加えたもので、風味よし。 お隣に優しくよりそうのは、ぷっくりした黄身の「てしたまご」。 昨日の「てしまんじゅう」も、「甘鯛の揚げだし」もすべては、この卵が主役。 どちらもお取り寄せ可能なので、さっそく我が家族や友人に送ったところ、大好評。 ぶちうまいです!! 今回、山口県をまわってみて感じたのは、若い地元の人たちのがんばり。 都会や海外など、一度、外を見ているからこその新しい視点で、自分たちの生まれた場所の魅力を発信していきたいと考えています。 そんな彼らを、わたしは応援したいと思っています。
by naoko_terada
| 2008-02-06 15:55
| 日本
|
Trackback(2)
|
Comments(4)
Tracked
from カナダ留学のことならカナ..
at 2008-04-25 13:27
Tracked
from カナダ留学のことならカナ..
at 2008-04-25 13:27
Commented
at 2008-02-08 08:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
naoko_terada at 2008-02-08 18:19
鍵コメさま
あー、そうなのですね。 「てしまんじゅう」、可愛いだけでなく美味しいですよ。 ぶちうまい。 マイブームであります(笑)。
0
Commented
by
山口県のK嬢
at 2008-02-11 11:09
x
直子さん、先日は山口県を視察いただきありがとうございました。
その後の東北出張から、ヘトヘト(?)になって帰ってくると、山口県情報のブログが!とっても嬉しくて、疲れも吹っ飛びました。 「てしま旅館」・・・残念ながら私は泊まることはできませんでしたが、素敵なお部屋だったのですね。 そうそう、ジャスト30才の三代目、新しいことに挑戦している割には、肩に力が入っていない感じで素敵な人でしたね。直子さん同様、私も彼らを応援していきたいと考えています。 隣接のショップで、私が思わず買ってしまった「てしぷりん」もとっても美味でした。ショップ内には、甘い匂いが立ち込めていて、幸せな気持ちになりますよ。 山口県の隠れた名所を探しておきますので、次回を楽しみに。これからもよろしくお願いします。
Commented
by
naoko_terada at 2008-02-11 23:26
山口県のK嬢サマ
おかえりなさいですね! いかがでしたかー。 年下クンたち、ぜひ応援しましょう! 実は我が事務所から徒歩数分の居酒屋で「瓦そば」が食べられることを発見。今度、行ってきます♪ 次回もどうぞよろしくお願いいたします。
|
筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
カテゴリ
全体 東北応援! 福島 熊本 トラベル ホテル&リゾート エアライン ワイン&ダイン 掲載メディア 日本 TOKYO HOTEL マイ・フェイバリット 伊豆大島 その他 トラベルTIPS 新型コロナ わたしのこと Hav Cafe 島ぐらし タグ
ファン
ブログジャンル
|
|
ファン申請 |
||