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![]() ![]() ![]() 2泊3日の香港滞在の目的は、 インターコンチネンタル香港にオープンしたNOBUの取材。 日本人シェフとして国際的に知られるノブ・マツヒサ氏の、 東京を除く、アジア初のレストランとして地元香港でも話題に。 市内には氏のポスターが貼られ、メディアも連日のように取り上げています。 さすが、食通の街ホンコン。 約1時間のノブさんとのインタビューを行い、 その夜、特別に選んでいただいたメニューを参加メディアの方々と。 写真上のメニューは、最初の一品。 プロウン・バハマ・スタイル・サラダ。 南米・カリブ海などでよく見かける、酸味の効いたマリネ「セビーチェ」をイメージ。 中がレアに近いエビの甘みと、酸味のバランスのよさに驚く。 ノブさん自身がご自分で調理をして食べてもらいたい、と思っていたメニューとのこと。 そして次の写真は、 カブ・サシミ・サラダ・ウィズ・マツヒサ・ドレッシング。 カブ好きのわたしとしては、この美しいプレゼンテーションと味にノックアウト。 グリーンのドレッシングは、「ワサビ?」と思ったところ、 なんとハラペーニョを使用しているとの返事。 ワサビでは出せないさわやかな刺激が、とても新鮮。 上に乗っている身がつまったカニ肉の甘みと、カブのフレッシュな歯ざわり、 そしてハラペーニョのドレッシング。 すばらしいコンビネーションです。 NOBUの料理を「日本食」と称するのは、間違いでしょうか。 もちろん一流老舗でいただく懐石や割烹とは、 料理に対するアプローチは異なるかもしれません。 でも、ノブさんはまちがいなく「日本料理」の料理人だといえるでしょう。 それは、基本をしっかりと身につけているから。 彼の創りだす料理は、日本料理のひとつの進化形だといえるのではないでしょうか。 同じように創作和食や、モダン・ジャパニーズをうたったレストランは、 日本はもちろん世界中に点在します。 中には「?」と思うものも、残念ながらあります。 そんなレストラン、シェフとNOBU、ノブ・マツヒサが違うのは、 「技術」という形で教え込まれた日本料理の料理人の「心」を持っていること。 今回、氏とのインタビューで料理に対する真摯な姿勢を知り、 今までわたしが持っていた印象は大きく変わりました。 インターコンチネンタル香港には、 NOBU、そしてアラン・デュカスの「スプーン」があります (トップの写真は右からアラン・デュカス氏、ノブ・マツヒサ氏、ホテル総支配人のジャン・ジャック・レイベル氏)。 ちなみにNOBUでのおまかせディナーのお値段は香港ドルでHK$888(約1万4000円)。 8という数字は、香港ではラッキーナンバー。 美味なる開運ディナー、 ちょっと気になりませんか?
by naoko_terada
| 2007-01-29 23:44
| ワイン&ダイン
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Trackback(1)
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Comments(8)
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縁起も良さそうだけど,お値段もいいですね(笑)
海外で日本料理って言うと, ただただ雰囲気が日本っぽいものが多いですが 素材の味や見た目を生かして,丁寧に作られていれば 本来は無いアレンジがされてたり 見た目が和な感じではなくても 日本料理,と呼んでもいいのではないか,と… カラフルさに驚き, アイディアに驚き, 意外なコラボに驚き, そんなディナー,楽しいじゃないですか♪
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お待ちしておりました!更新する日を!!
そですか~HK$888ですか?! アルコールも頂くと・・・・ やはり家族とでなくメンツを考えていくが良いみたいです! 今年のstay先はJWマリオットHでした! それも今回はツアーでなかったのでこちらでHOTELの手配したのですがどうもフロントでフッキングと言われ大慌て! 部屋に案内されたが中々エキストラが入らない(トリプルは厳しいスペース)主人がクレームつけたらスィートに案内して頂き快適なホテルライフを過ごさせていただきました。 今年はリッツカールトン・ペニンシェラと東京に続々ブランドホテルが目白押しで寺田様もさぞ大忙しとなることと存じますがこれからのご活躍ますます楽しみにしております。 ペニンシェラ東京にNobuが出来るといいのに!なんて私的に思っている次第です! そうそう南青山は閉店したのて゜すよね?Nobu! ![]()
あらNOBUなのにデュカス氏?!(1度だけお目にかかったことが
あります。寺田様のようにきちんとお目にかかったわけでは 勿論なく、ご挨拶してサインを頂いた程度ですが・・・。)と思いましたら NOBUにスプーンとはさすが美食タウン香港ですね! 私もリージェントの頃しか知りませんが、寺田様のレポートでまたまた むくむくと興味がわいて参りました。
carambolaサマ
確かに。 いいお値段です(笑)。 基本がある人は、「くずし」の日本料理を作ることができると思いますが、 基本がない人にはお椀や、焚き合わせなど「正統派」の日本料理を作ることはできないのではないでしょうか。 そこがノブと他との大きな違いなのかな、と思いました。
bebeサマ
香港トリップ。 なかなか波乱万丈だったようですね。 でも何故か、「香港だからなぁ」と納得したりしませんか? 温かいメッセージ。 ありがとうございます。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 ちなみにノブは、マネジメントも一新して、ホテル・オークラの向いに新しく再オープンしております。 今月にはグランドオープンで、ビジネスパートナーのロバート・デニーロも来日するようですよ。 http://www.noburestaurants.com/
daniellaサマ
この三氏の画像はホテルからいただいたのです。 残念ながら今回はデュカス氏にはお会いしてません。 伝説のリージェントからインターコンチネンタルへ。 一大改装を行い、まったく生まれ変わり、客室も結構かわいいです。 あのドラマチックな眺望を満喫しに、ぜひ、どうぞ。 もちろんスプーンとNOBUにも、ぜひ。 ![]()
NOBUは一度行ってみたいです。
色々評判はありますが私は広い範囲の日本料理を楽しみたい方です。 伝統的なものから離れた西洋人好みの和食も私のストライクゾーンです。 数年前アランデュカスが直接指導した料理会がスプーンでありましたが、 その時は食材も良く香港では普通食べれない様なレベルの高いフランス 料理を 楽しむ事が出来ました。
ayhkサマ
NOBUはまさに、ayhkサンのような食通の方が楽しめるレストランだと思います。 ぜひ、ご感想をうかがいたいものです。 お食事にはNOBUのために作られたノブビールに、日本酒、 カリフォルニアワインもいいですよ。
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ![]() ![]() ツイッター ブログパーツ
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