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「ホテルブランド物語」では、実は紹介しきれなかった写真が数多くあります。 これもその中のひとつ。 上のステキな笑顔の彼は、バンコクのザ・オリエンタル・バンコクのスタッフ。 ちょっとカメラを向けたら、サッと「ワイ」と呼ばれる両手をあわせたタイ風のあいさつを返してくれました。 これは、やはりタイならではのもの。 自然にこの所作ができるのがアジア人の美徳。 教えようとしてもそうできるものではないでしょう。 そしてこの笑顔。 男性スタッフも女性スタッフもみな、初々しくて愛らしい表情でゲストをもてなします。 かたや、ニューヨークの名門ザ・ピエールのおじさんポーターふたり。 彼らは30年近く、ザ・ピエールで働き続ける名物スタッフ。 飄々としたスタイルで仕事をこなし、ホテルに個性を与えています。 ザ・ピエールは今年、フォーシーズンズからインドのホテルグループ、タージに経営が移りましたが、そんなことはまったく関係ない。 ザ・ピエールがある限り、彼らはここでポーターとして働き、ゲストは彼らに会いに戻ってくるのです。 ホテルの魅力はやっぱり「人」。 今回、本を書くために訪れたホテルの数々も、思い出として心に残るのはスタッフである彼らのこと。 あの愛らしい笑顔や、名物ポーターたちに出会いにもう一度、訪れたい。 そう思わせるホテルこそ一流、なのではないでしょうか。
by naoko_terada
| 2006-10-15 17:06
| ホテル&リゾート
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Comments(13)
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amamori120 at 2006-10-15 19:17
タイには何度か行きましたが、たった一回だけ泊まったオリエンタル
いい思い出です♪
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naoko_terada at 2006-10-16 22:23
amamori120サマ
なによりロケーションがグッときますよね。 甘党キングとしてはやはりアフタヌーンティーはチェック済みでしょうか。 9月28日に新空港が開港しました。 タイはいつ訪れても心優しく出迎えてくれます。
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carambola at 2006-10-17 00:03
同じ手を合わせる文化を持つのに
このワイが上手くできない… いつもかなわないなぁ~,って思うんです(笑) 新空港はタイらしく?色々ハプニングが続出しているそうですね(笑) ドメとインターも移動が大変だとか. そんなドタバタを見に行ってみたいと思う私(^^;)
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koharu827 at 2006-10-18 11:03
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paradise_sty at 2006-10-18 14:05
寺田さま、こんにちは。
今回、コチラの本を旅先での1冊として持っていきましたので、「取材秘話①」の方にTBさせて頂きました。 とても楽しめる内容で一気に読破してしまいました(笑)。 タイの方々が私達を迎えてくれる「ワイ」のポーズ、いいですよね。 最近では、某日系航空会社の路線にもタイベースのCAが乗務していて、タイ以外の国へいくときにもこのポーズで挨拶をしてくれて・・・なんだか和みます。
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naoko_terada at 2006-10-19 19:50
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naoko_terada at 2006-10-19 19:53
koharuサマ
ブッブー。 「ナマステ~」はインドですねぇ。 タイは「サワディ・カー」。 あ、でも男性だから「サワディ・クラッ(プ)」か。 笑顔はいいですよね。 いつも笑顔で生きていきたいですね。
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naoko_terada at 2006-10-19 19:58
paradise styサマ
こんにちは。 お元気ですかー? TB、本当にありがとうございます。 お褒めの言葉もたいへんありがたいです。 嬉しいです。 ホテルスタッフも含めて旅先の人たちからいただく おもてなしの心。 これが何よりも思い出になるものですよね。 逆に私たちも相手にとって心に残るステキなゲスト、旅人でいたいものです。
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ジュンコ
at 2006-10-20 22:52
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バンコクのホテルスタッフの人、とても良い笑顔ですね。
この写真は、心が安らぎます。
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Naoko_terada at 2006-10-21 13:25
ジュンコさま
コメントありがとうございます。 オリエンタル・バンコクの彼の笑顔はホント、すばらしかった。 この写真も、最初は本に掲載する予定だったのですがデザインの関係であきらめることに。 笑顔ってシャッター切るの2回までが限度なのです。 それ以降は笑ってくれても自然じゃないのよね。 不思議なものです。 こんなステキな笑顔ができる日々を送りたいものですね。
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warna-warni at 2006-10-23 14:55
こんにちは!ご無沙汰しております。
ホテルブランド物語、バリ旅行のお供にしました。 私が今回泊まったホテルは、本で紹介されている大手資本のホテルではありませんでしたけど(私の場合普段もあまり泊まりませんけど)、まさに"高級と一流の違い"について思うことがあったので、非常にタイムリーといいますか、ぐっと印象に残りました。 ホテルの印象を決めるのはまさに人!私が今回滞在した老舗ホテルは、 やはり30年以上働いていらっしゃるであろうbapakが多数おられました。それだけそのホテルで働いていることに誇りを持っているんだと感じると共に、そんなbapak&ibuの笑顔は本当に素敵で、エレガントでした。素敵な本を届けてくださり感謝しております。
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at 2006-10-23 16:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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naoko_terada at 2006-10-24 02:16
warna-warniサマ
バリよりお帰りなさいませ。 そして、拙著をお供させていただき、ありがとうございます。 多少なりともお役にたてたようで何よりです。 そうなんですよね。 ホテルはまさに「人」。スタッフみんなが家族のようにお互いをケアしあい、ホテルを愛するからこそゲストにとっても居心地のいい空間が生まれるのだと思います。 そして心地よく滞在するゲストを見ることがスタッフの喜びとなり、張り合いになっていく。 美しいゴールデンサイクル。 きっとバリでそんな体験をされたのでしょうね。 その優しい気持ちがみんなにも通じることを願いたいものですね。
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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