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![]() ![]() ![]() ![]() ゲストルームも秀逸ですが、サロジンの真骨頂が、グラマラスなプール。 25mの広さを持つプールは、真昼の社交場。 ベストスポットは、水に浮かぶわずか3つの、「アイランド・パビリオン」。 天蓋付きで、昼間はシーブリーズにゆれる純白のシェードがかけられ、おこもり感が。 ここでゲストは日中、ずぅっと戯れ、甘美なバカンスに浸りきります。 夜は写真のように、ライトアップされてクールな印象に。 サロジンにはレストランが、ふたつ。 ひとつはイチジクの古木の下にある、「フィカス」。 すぐ脇のハス池を望むテラスと、エアコン完備の室内。 朝食、ランチ、ディナーと楽しめるオールデイダイニングで、 ちょっとおしゃれをしていきたい、スタイリッシュな空間が演出されています。 もうひとつは、ビーチを目の前にする、「ジ・エッジ」。 こちらはビーチバーも兼用していて、モダンなプレゼンテーションのタイ料理が中心。 欧米人向けの味付けなので、スパイシーな本場の味をご所望ならオンリクエストを。 タイ人シェフがばっちりお好みの味に仕上げてくれます。 そして、期待のスパ「パスウェイズ」。 エントランスを入ると、写真のようなデイベッドが。 トリートメントの後、温かいジンジャーティーをいただき、波の音を聞きながら、うとうと。 まさに至福の時間です。 スパメニューはアロマ、アーユルヴェーダ、タイとバリエーションも豊富。 おすすめはオリジナルの、ロイヤル・オリエンタル・マッサージ。 タイヨガとアロマオイルマッサージを組み合わせたもので、これがかなりいい。 整体のようなタイマッサージと異なり、ゆっくりとストレッチをするような感覚が新鮮。 セラピストはゲストとの相性もあるかと思いますが、 今回の担当者はわたし好みの深くやや強めのプレッシャーをうまく駆使して、 ベリーグッド! ナチュラル仕様の潮風が通り抜ける半オープンエアのスパルームも、気持ち良い。 くわえて愛らしいタイ人スタッフやセラピストたちの笑顔が、心をとろけさせます。 この秀逸なリゾートのオーナーが英国人のケンプ夫妻。 長くタイで暮らしていた夫妻が、念願のリゾート開業の地として選んだのがカオラック。 昨年、2005年1月の開業を間近にして、津浪に遭いましたが、 「リゾートを造ることが自分たちの使命」との思いから再建を決意、 およそ9ヶ月の期間を経て、2005年10月にオープン。 その間、スタッフを解雇することなく、地元の人たちの生活を支えました。 滞在中、夫妻と一緒にディナーを共にしながら復興について語り合う機会が。 わたしが以前から伝えたいと思っている「被災後の支援としてのツーリズムの意義」について、おおいに共感していただき、 あらためて、カオラックに観光客が戻ることの重要さを確認しあいました。 タイへのリスペクトとして断念することなく、リゾートを再建したケンプ夫妻。 そして、実はその想いに打たれ、日本でのPRと予約業務を請けおうことにしたのが、 サンヨーインターナショナルのD社長。 彼が、「ぜひ、サロジンを訪れてみてください。決してセールストークではありません。それがカオラックのためになるのです」との熱い思いを発信。 それに触発されて、急きょ、今回の取材となったわけです。 カオラックへの多くの人たちの思い。 この輪を結ぶ、最後の「きずな」が、観光客のみなさん。 実際にカオラックへ行き、サロジンに滞在する。 それは、地元へお金を落とし、現地の人たちの生活基盤を支えることを意味します。 カオラックは再建に向け、さまざまな工事が進められています。 今年の年末には続々と新リゾートがオープンする予定。 自分たちができる範囲での行いが、希望となる。 こんなにステキなことはありません。 新しいカオラックに出会いに、行ってみませんか。 ※サロジン日本の予約・問い合わせ サンヨー・インターナショナル03-3461-8585
by naoko_terada
| 2006-08-09 15:29
| ホテル&リゾート
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Comments(8)
ゲストルームに引き続き素敵な空間が…
ため息ものです. こんな所でホケ~っとできたら… 観光客が訪れることが 被災地の真の復興支援になる. 私も常々そう考えています. だから,と言うわけではないけれど 余り募金活動には参加しません. 実際に現場に行き,直接お金を落とすことはもちろん 人々とのふれあいでお互い笑顔を共有したい. ものと心,両方が潤って初めて復興が始まると考えています.
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あぁ、溜め息ものです。
オーナー夫妻の、リゾートへの、そしてカオラックへの愛、 そんなものが感じられる完成度ですね。 その愛が訪れる人々に伝わり、受け継がれて行く。 素晴らしい! 寺田さんもいつかお書きになられていましたが、 「愛だけが人の心を本当に動かす」 まさにその通りだと思います。
こんばんは~お久しぶりです。
こういうプールがあるリゾートホテル、憧れです! ロイヤル・オリエンタル・マッサージがおすすめですか♪ いいな♪ オーナー夫妻、素敵ですね。 今日に至るまでの道のり、感動です。 とっても愛を感じます。 新しいカオラックの誕生、楽しみですね。
carambolaサマ
そうだよね。 それでいいと思います。 それがcarambolaサンの支援スタイルなのだから。 モノと心の両方がうるおうこと。 とても共感します。 あ、ヒマになったcarambolaパパたちと行ってみたらいかがー? ダーリン、入荷不可ならば(笑)。
MKサマ
今回、あれだけ多くの犠牲者を出したカオラックに滞在すること。 実はちょっとビビってました(笑)。 でも、このリゾートのエントランスを入った時に、 「ああ、ここは大丈夫だ」と感じたのです。 ここには「愛」があるって。 だから大丈夫だと。 ![]()
こんにちわ。
南国のリゾートホテルいいですね。ゆったりとした時間やその空間、演出、匂いまでも幸せな気分になっちゃいます。 近々バンコクにいくので行ってみたい!って思ったのですが、たぶん時間がないのでいけそうにないです・・・・・・・残念! そして、被災よりの再建、なによりですね。
たんぽぽサマ
こんにちは。 バンコクに行かれるのですね。 タイは楽しいですよねー。 ごはん、買物、スパ、ホテル&リゾートなどなど。 カオラックもがんばってます。 次回、時間をつくってぜひ、訪れてみてくださいませ。
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ![]() ![]() ツイッター ブログパーツ
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