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ダイナースクラブ会員誌「シグネチャー」で世界遺産間近、「北の縄文」特集
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ダイナースクラブ会員誌「シグネチャー」で、「北の縄文」として来月、世界遺産登録が期待される北海道・東北の縄文遺跡を取材・執筆しました。

世界遺産の諮問機関であるイコモスにより今年5月、文化庁へ「世界遺産への記載(登録)が適当」という勧告がなされています。これを受け、来月開催予定の世界遺産会議で可否が決まります。ごく一部をのぞき、これまで勧告されるとほとんどが世界遺産になっています。おそらく今回もその可能性が高いと思われています。

もともと考古学、歴史などに興味があったため、2年ほどかけて今回、リストアップされた遺跡群すべてを見てまわってきました。今回の特集もその経験、情報があったことで実ったものです。

およそ1万年という長大な時間軸で、気候変動という自然環境と対峙しながら狩猟・採集・定住してきた縄文人。
致命的な戦争や争いごとがなかったとされる背景には、自然や隣人、周辺の人とのコミュニケーションがあったことも大きな要因だったともいわれています。
また、遮光器土偶や火焔土器など異形のフォルムの土器、土偶などを大量に生み出している精神性、熱量も非常におもしろい。まだまだわからないことだらけのロマンあふれる存在、それが縄文です。

カード会員誌なので書店で見ていただけないのが残念。
同行してもらった友人の写真家・秋田大輔さんのディテールをみごとにとらえた写真が本当にすばらしい。
表紙のほおづえをついているような土偶は私たちのお気に入りのひとつ。縄文後期、約3000年前に作られたものだって信じられますか?

奥が深い縄文。
これからも取材を重ねていこうと思っています。
まずは、来月の会議の結果を待ちましょう。

by naoko_terada | 2021-06-21 07:00 | 掲載メディア | Trackback | Comments(0)
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