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旅する日傘
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数ヶ月前、この傘がわたしのところにやってきました。

旅する日傘」とは、「ハマヲ洋傘店」オーナーである傘職人、鎌田智子さんとお弟子さんの峯田麻紀子さん、フリーランス編集者で日本の伝統、手わざの仕事を愛する、しまざきみさこさんが立ち上げた制作チームの名称です。

彼らが作り出すのは日本全国で集めた古い布を使った日傘。多くは着物地ですがなかには布団地なども。琉球、大島などどれもさまざまな思い出が宿る古い布。高級なものもあれば、日常着として使いこまれたものも。どれもがかつて誰かが袖を通し、身につけた時間と人生が刻まれています。
その布の個性を活かすよう丁寧に裁断し、仕上げたまさに世界で一点かぎりの日傘です。

「これが寺田さんに似合うかなーと思って」と、贈っていただいたのは、亀甲模様も凛々しいかすりの日傘。広げると透け感がなんとも涼しげ。今年の夏から大切に、でも普段使いにして愛用したいと思っています。
その後、わたしの傘の布地のことを教えていただきました。
「くんじ」と呼ばれる沖縄の紺地の着物の古布で、くんじは庶民の着物なのだそう。そして、亀甲模様は沖縄では「ぬちぐむ」=「命」の象徴だということ。たっぷりと南国の日差しをあびて生きる日々を受け止めてきたくんじが、今、日傘になってわたしの手元まで旅をしてきたわけです。この生地の詳細、日傘の由来は「旅する日傘」の2017年4月13日の記事に書かれていますのでごらんください。

その「旅する日傘」の展示即売会が今週末にあります。

日時:5月10(木)~12日(土)
時間:12:00~19:00
場所:大和屋履物店 東京都千代田区神田神保町3-2-1

大和屋履物店さんが主催する「第一回 布楽市」に出店されます。
詳細は「旅する日傘」のフェイスブックでご確認ください。→ 旅する日傘


日差しが強く、日傘が欲しいと思っていらっしゃる方がいれば、ぜひお越しください。
新しい人生を託された個性ある日傘とめぐりあうかもしれません。




by naoko_terada | 2018-05-07 07:00 | マイ・フェイバリット | Trackback | Comments(0)
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