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![]() ![]() パットインでの滞在は3泊。 毎朝食のみツアー料金に含まれるプランでした。 朝食は洋食と和食が日替わりで登場。ステキなお母さまと女性スタッフ中心のキッチン。家庭的な味でなごませてくれます。ボリュームもたっぷり。 あ、写真は二日分だけ。1回、寝坊したかったので前夜お伝えしてパスしたのでした。^^ ![]() ![]() ![]() ディナーは一度、体験。家族経営なので、夜の事前予約はマストです。 この晩はミートローフのクロケット、のようなメインディッシュ。カリッと揚げたてに濃い目のソースでとてもおいしくいただきました。ワインがすすみます。 お宿の雰囲気もトワイライトタイムになるとまた、いいのです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() このときのツアーには特典として通常は有料オプションとなるアイランドヒストリーツアーとナイトツアーが含まれていました。ということで小笠原到着後、すぐにアイランドヒストリーツアーに出発。 なんといっても島の歴史上欠かせない人物の子孫のご一族ですから。くわしく教えてくれます。太平洋戦争後、アメリカ軍統治下時代にできた学校「ラドフォードスクール」跡地、東京都有形指定文化財となっている開拓碑、文久2年(1862)に筆塚として建てられた寺子屋教育が小笠原で行われたことを伝える「にほへ碑」など、父島に点在する史跡をめぐります。 ![]() ![]() 個人的におもしろかったのはビジターセンター。昔の開拓資料や写真などがあり、興味深かったです。ライブラリーには返還前、直後の小笠原をルポしたグラビア雑誌が閲覧でき、これも貴重。時間をつくって再訪したほど。入館は無料。トイレがありエアコンが効いているので涼むにも最高。笑 ![]() その後、人気の展望台ウェザーステーションに行く山道を車で。ここは大村市街を望む絶景ポイント。ボニンブルーと呼ばれる海の深い青さが感動的です。おがさわら丸が停泊しているのが見えます。 「これからおがまるが出航するので見送りに一緒に行きますか?」 案内してくれた瀬堀さんに聞かれて、みんな「行きます!」と即答。 ![]() 港に着くとすでに船内には乗客のみなさん。 新しい「おがまる」の大きな特徴が所要時間が片道約1時間30分、短縮された点。それにより出発時間も変更されました。以前の船は父島出発が14:00。現在の新おがまるは15:30と島での滞在時間が長くなりました。ツアーを催行する側も出発までの半日を有効的に使ってもらえることになるので、わずか90分の時間差が大きな違いを生んでいます。また、竹芝桟橋の出発も10:00から11:00に変更。ラッシュアワー時を回避でき、遠方からのアクセスがラクになりました。 ![]() ![]() 島民みんなで見送るのが小笠原流。おまわりさんも一緒です。 ![]() さらに岸壁を離れてから感動サプライズがあるのも小笠原ならでは。これを一度体験してしまうと、みんな小笠原愛が生まれます。ホント。 ![]() そして、もうひとつの特典、ナイトツアーは滞在2日目の夜。 満月に近い時期とはいえ、島の夜は濃密です。 ![]() ![]() この日は幸運にも不定期に開催されるウミガメの放流会があるとのこと。主催するのはウミガメやクジラの保護・調査などを行うNPO団体小笠原海洋センター。指定された海岸に連れていってもらうと、すでに地元の子供たちが。青いバケツの中では子ガメがカサコソと動き回っています。 ![]() ![]() スタッフの許可をもらい、手にとってみる。生まれたての子ガメはお腹まわりがまだ柔らかいのでそこを避けて甲羅のはしをそっとつかみます。手のひらに乗る小さい彼らですが、ビックリするくらいの力強さで手足をバタつかせる。これで大海原に泳いで出るのですからね。写真撮影がおわったら、懐中電灯を消して(明るいと子ガメが方向を失ってしまうため)、海へと放ちます。 「元気で帰ってくるんだよ」。言葉もなく、心の中でそう願います。 さて。ナイトツアーは通常、グリーンペペと呼ばれる光るキノコを見にいくのが主な目的となります。あとはオガサワラに生息するオオコウモリ、ヤドカリ。さらに圧巻の星空など。残念ながらこの夜はグリーンペペを見ることはできませんでした。ずっと天気がよく、ちょっと湿った環境が好きなグリーンペペが出現しなかったのです。ガイドを務めた瀬堀さんが一生懸命、見つけてくれようとしましたがダメ。でも、夜中の島をめぐるだけでも都会から来た人間にはおもしろく。私としては十分、満足。 それに瀬堀さんがグリーンペペの代わりにあるモノも見せてくれましたし(これはナイショ)。 楽しいナイトツアーでした。 ![]() こんな、おひとりさまもウエルカムの快適なお宿、Pat Inn。心からくつろげました。 みなさん、お世話になりました。 また、遊びにいきますね!
by naoko_terada
| 2016-10-17 05:00
| 日本
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ![]() ![]() ツイッター ブログパーツ
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