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![]() おいしい、あまごの漬け丼をいただいた後は、 一気に天城まで移動です。 向かうは伊豆市観光協会天城支部の事務所となる、「夕鶴記念館」。 天城温泉会館内にあります。 「では、ついてきてください」 事務局長のIさんに誘導されて、快晴の天城の道を。 名物のボンネットバスとすれ違い、木漏れ日のカーブをゆっくりとまわり、 天城の野趣あふれるムードの中、ドライブを満喫。 ![]() やがて、車は旧道に。 ![]() 観光名所のひとつ、二階滝が見えました。 天城では、滝のことを「たる」と呼びます。水が垂れ落ちるさまをあらわしたものと言われ、平安時代からこの地で使われている言葉です。ですから、これも「にかいだる」となります。 すぐ上には、寒天橋。 ご存知、名曲、「天城超え」の歌詞に登場する橋です。 ![]() そして、ハイライトはやはり、こちら。 旧天城トンネルです。 正式名称は、天城山隧道(あまぎさんずいどう)。 標高711m、明治38年に開通。国内最長・最古の石造道路隧道として国の重要文化財に指定されています。というよりは、小説『伊豆の踊り子』で有名ですね。 ![]() で、ジャン。 わたしがランチにビールをあきらめたのは、このため。 旧道をオフロードバイクで走り抜ける作戦です。 伊豆市観光協会天城支部によるレンタルバイクを利用して天城の自然を体感しながら旧道をアクティブに疾走しようというわけ。 レンタルできる自転車は、なんとイタリアの有名ブランド、ビアンキ。 かっこいい。 レンタルは、ヘルメット、ドリンクホルダー、ライト付きで1日2000円。 予約は伊豆市観光協会天城支部。詳細は、コチラをごらんください。 ![]() 今回の同行者、T嬢の雄姿。 走る気満々です。 とはいえ、この日は時間がなくトライアルなショートコースではあります。 ![]() ということで、スタート。 まずは、旧天城トンネルを抜けていきます。 トンネルの中はひんやりと涼しい。 車が通るため、ゆっくりと走ります。 上司をうしろに、マイペースで走っていくT嬢。 ![]() トンネルを抜けて、逆側からの眺め。 紅葉の時期になり、レジャー客の車、徒歩の観光客なども多く、観光協会のみなさんが交通整理をされていました。 ![]() 当然、走っていると写真は撮れないもので。。。 わたしの雄姿をごらんにいれることはできないので、途中にあった川端康成の文学碑の写真などを。 ![]() ![]() 途中、伊豆フィルムコミッションのケータリングによるコーヒーとお菓子のサービスも。 ※毎日、行われるわけではありません。 ![]() さらに、伊豆の踊子もご登場! 紅葉のシーズンやイベント時には、こんな踊り子たちと出会うチャンスもあるとのことなので楽しみですね。 本当に短いオフロード走行でしたが、 旧道の奥深い自然を一気に駆け抜け、かなりリフレッシュ。観光協会おすすめのコースもいくつかあるようなので、次回はじっくりと攻めてみたいと思います。 ![]() 再び、地元の案内人W氏と合流。 次にめざしたのは、こちら。 ![]() 天城名産、わさびを栽培するわさび田です。 わさび田は、数か所に点在していますが、W氏のとっておきのお薦めスポットがこの筏場です。 車を降りて、向かった先の風景には思わず声をあげてしまいました。 奥行のある棚田に、わさびが群生して圧巻。 今までにもわさび田は見たことがありますが、ここは確かにみごとです。すばらしい! ![]() わさびの栽培に欠かせないのが清流。 勢いよく流れる清らかな水が、わさび田をうるおしていきます。 ![]() タンタンと音がするので、そちらを見ると収穫中の若い青年。 ジェットコースターのような電動トロッコが棚田の間を縫うように走り、収穫したわさびを運ぶ仕組み。おもしろい。 ![]() 収穫したばかりのわさびを見せていただきました。 根がついたままのわさびのみずみずしいこと。 このままスライスにして食べたい! ![]() 美しいわさび田を見ていたら、おいしいわさび漬けが食べたくなってきました。案内人W氏に、そういうと、 「じゃあ、一番、おすすめのお店に寄りましょう」。 連れてきてもらったのは、芳野屋さん。 わさび本来の味を極めるため、からしなどを一切、加えないまさに、正真正銘のわさび漬け。天城のわさびは根が紫色をしているため、こちらのわさび漬けもほんのり紫。ひと口、なめるとピリリとした爽やかな辛みが広がります。んまい!ちびちびと味わう、お酒のあてに最高です(笑)。 ![]() W氏が最後に連れていってくれたのが、修善寺の隠れた名瀑、旭滝。 高さ105m、六段に折落し、真東を向いているため朝日にきらめくときが最も美しいとこの名前が付けられたとのこと。尺八の名曲「滝落ちの曲」はこの滝によって誕生しました。 いたるところにある清流や滝の数々。 修善寺、天城は本当に水の恵みを受けた肥沃な場所ということを実感します。 ![]() 暮れゆく里山を見守るのは日本の名峰、富士。 たっぷりと遊んだ一日が、終わります。 さあ、そろそろ、お宿に向かいましょう。 富士の雄姿が見えるうちに。 ![]()
by naoko_terada
| 2012-12-23 00:27
| 日本
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このツアー行きたいですね
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ![]() ![]() ツイッター ブログパーツ
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