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中国の大陸からの観光客でわく、香港。 旧正月が終わった後でも、メインストリートにはブランド物の巨大な紙袋を抱えた、観光客たちがあふれかえっています。 人気のブランドは、入店も順番待ち。 旺盛な購買欲は、ひと昔前の日本人のようでもあり、 観光、買い物にめざめた新興マーケットの勢いを肌で実感します。 その香港で人気なのが、日本食。 九龍のSOGOの地下には、日本食コーナーがあり、東京でもあまり見かけないような地方の名物、名産品などがズラリと並び、ちょっと壮観。 特にカップラーメン、乾麺はこちらでも人気なので、バリエーションも豊富。 そして、日本食のレストランも人気。 まず、ダントツで支持されているのがラーメン! 一風堂が昨年、登場して数時間待ちはあたりまえ、という状況。 週末のディナータイムは100人近くの行列が。 また、トンカツ、うどんなども人気が高いようで、いろいろなお店があります。 あ、CoCo壱番屋も、並んでますね。 買い物やおいしいもの目当てなら、並ぶのも、まあ楽しいもの。 でも、文句なく並びたくないのが、空港での出入国の列。 今回、自動ゲートを通ることができるフリークエントビジターe-チャンネルを申請。 無事、許可されたので今後は、列に並ぶことなく自動ゲートを通ることができます。 申請の条件は、マイレージの上級ステイタスホルダーか、過去1年間に3回、香港訪問がある場合に登録できるフリークエントビジターカードを持っていること。 入国後、バゲージクレームに向かう手前にある小さなオフィスで申請します。 パスポートと必要な書類を見せて、両手の人差し指の指紋と、顔写真を登録して、申請書にサインをすれば終了! 所要時間は10分程度。 登録は無料です。 (しかし、わたしのパスポート、汚い。。。。) このe-チャンネル。 すごいのは大陸から越境してくる小学生用、あるいはトラックなど車で入国してくる人のためにボーダーポイントすべてに配備されていること。 人、モノがスムーズかつ迅速に流れることが経済を刺激し、お金を生むということをきちんと理解しています。 まさにタイム・イズ・マネーを実践。 また、ホテルのVIPや、スペシャルリクエストをすれば、飛行機を降りた時点でスタッフが出迎え、例の空港を走るカートに乗って入国審査場まで一直線。 こちらが入国チェックを受けている間に、先に手渡したバゲージクレームを持ったスタッフが荷物をピックアップ。入国審査を終えて我々が出てくると、すでに荷物をカートに乗せてスタッフが待機。荷物を探す手間も、待つこともなくそのままリムジン乗り場まで連れていってくれる。 そんなサービスを受けることもできます。 これは、空港側が提供するシステムで、各ホテルが空港と契約をしてゲストのためのサービスとして活用しているようです。 日本が観光立国になるには、 こういったインフラを整備することも重要ではないでしょうか。 LCCで来た人間と、ファーストクラスで到着した人間を同じ入国審査レーンに並ばせる「平等性」はナンセンスのように思います。お金を払っても、スピードやラクなサービスを求める人がいるのであれば、それを提供することは経済をまわしていくことのきっかけになると思います。 そのあたりの融通性が日本には乏しい。 今後、空港運営を民間委託にしていくのであれば、まず、ビジネス、ファーストクラス用の優先レーンを設けるべき。ウェルカムサービスも、着物を着た日本人女性の出迎えにしてバッチリ有料に。笑 絶対、喜んで対価を払ってくれるはず。 な~んてことを、香港の一風堂で白丸元味を食べながら考えたのでした。
by naoko_terada
| 2012-02-04 23:53
| トラベル
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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