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明治村探訪 ~旧・帝国ホテル中央玄関~
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フランク・ロイド・ライトが設計した旧・帝国ホテルは、明治村の一番奥にあります。

移築されたのは、ホテルの中央玄関部分。
老朽化したため、昭和42年(1967)にホテルの新館への建て替えが決まり、翌、昭和43年に解体。
明治村への移築は昭和51年(1976)から行われ、
見学が開始したのは、昭和60年(1985)。
なんと、実に解体から17年の歳月をかけて、よみがえったわけです。
移築工事の総費用はおよそ17億円!

平成16年には、登録有形文化財に指定されています。


日比谷にある姿をイメージしながら、ゆっくりと近づきます。
大谷石とテラコッタのレンガのエントランスに出迎えられて、中へ。
ここをどれほど多くのゲストたちが、行き来したのでしょうか。

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入口を入ると、左側にレセプションが。
ここも大谷石を使用。
ルームキーを入れるボックスと、奥に鎮座した大きな金庫が目につきます。

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玄関を入ると、ホワイエがあり、その先に3階まで吹き抜けになった中央メインロビーが広がります。
ここを基点に両脇にラウンジ、客室棟が続きます。
写真のサーモンピンクのカーテンの奥にかつてはダイニング、シアターなどがありましたが、明治村にはこのロビーのみが移築されているだけ。
全館、残されていたらさぞや圧巻でしょう。

みごとなのは、吹き抜けをつらぬく、「光の籠柱(かごばしら)」。
幾何学模様が彫刻された大谷石、複雑に配されたテラコッタ、スクラッチタイルが重なりあいます。
暗くなると、この中に灯りがともされ、透かした空間から漏れる光の陰影がロビーを演出したそう。なんともドラマチックな意匠です。

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そして、ライトの妥協のないこだわりの設計をみごとに再現したのが、
当時の職人たちの技。

窓ガラスにはめこまれた色ガラスは、透明な部分よりもやや薄い板ガラスを二枚あわせた中に金箔を入れるという仕事の細やかさ。
しかも、両面から美しく金箔が見えるように、両方のガラスにうるしで金箔を貼りつけ、それを背中合わせにおさえてあります。

やわらかい光を投げかける照明の細工は、
銅版を一枚づつ職人がカットして仕上げたもの。
自然光がそそぐ天井の意匠も、すべて職人の手作業で作られています。

どれだけこだわればいいの、と思うほど。
想像していた以上に、旧帝国ホテルの建築美様式は複雑で、印象に焼きつきます。


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ロビーから両サイドにラウンジが。
ひとつはご婦人用の休憩室だったようです。
このハレの場所で、大正マダムたちはどんな会話を楽しんだのでしょうね。

手前には六角形のデザインがモダンな椅子が。
これもライトの手がけたものです。
しかも、これすべてオリジナルです!
見学に疲れた観光客が気軽に座ったりしているので、ちょっとびっくり。
でも、椅子は座るためにあるのだから、いいのかも、なんて思ったりもします。


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両脇の隠されたように配された階段を上り、2階へ。
現在は、3階までは行くことができません。
中央にライトの写真が。
これは、かなりお年を召してからのものですね。
300万円だったホテル建築費用が、完璧主義の彼のこだわりによって3倍にはねあがったことが原因で、オーナー陣と決裂。完成を見ずにアメリカへ戻ってしまいました。
その後、劇的なでできごとがあって、和解するのですが、それはまた後ほど。


館内は説明がされているので、きままに見学するのもいいですが、
ボランティアのガイドの方が数人いらっしゃり、
ちょっと人数が集まると随時、解説を始めてくれるのがフレキシブルでありがたいです。


通常ならば20~30分程度で見学できちゃいますが、
今回はじっくりと1時間ほどをかけて見学。

でも、まだミッションは終わっていません。
ハイライトまでは、まだ時間があります。

まずは2階にある喫茶で、ひとやすみです。

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by naoko_terada | 2011-08-29 04:38 | 日本 | Trackback | Comments(0)
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