|
![]() お料理に力を入れている、とうかがっていた東光園での夕食。 個室風のダイニングで、暮れかけた海を眺めながらいただきます。 献立がテーブルにあり、手にとって眺めてのけぞりそうになる。 すごいボリューム。。。。 まず、先付で登場したのが、いきなり鮑(アワビ)。 姿蒸しの冷製です。 小ぶりですが、柔らかく蒸されていて美味しい。 その後、先八寸 ・菜の花のピーナツ味噌 ・苺の白和え ・切り昆布と奈良漬けのべっこう煮 ・鱒の南蛮漬け ・里芋のけしの実揚げ ・いかの菜種焼き ・かぶのすり流し ・人参の葛寄せ 彩り鮮やかに小さな器に盛られて目にも美味しい。 あ、これは写真なし。 食べちゃいました(笑) ![]() 本日のお造りは、こちらも豪華にアワビです! こちらは刺身ならではのコリリとした歯ごたえが身上。 かみしめると甘味が広がります。 贅沢です。 ![]() ![]() お次のお肉、これ、実はお椀のかわり。 東光園名物、大山黒牛ロースの滋味スープです。 大山黒牛(だいせんくろうし)は、皆生温泉からもほど近い、名山、大山(だいせん)と日本海に囲まれた大山町で飼育されている肉牛とのこと。太陽をたっぷりと受けた地元産のわらと、安全性の高い濃厚飼料で育てられ、赤身と霜降りのバランスがとても良いとされています。 それを、牛すじ肉などから丁寧にとった「山のスープ」と、たっぷりの昆布と鰹節からとった「海のスープ」を、絶妙のバランスで配合したオリジナルのスープでしゃぶしゃぶ風に。 適度なさしの入ったお肉は、水菜と一緒にいただくと後味もさっぱり。 もちろん、スープには肉の旨みがぎゅっと濃縮されて溶け込んでいるので、これも風味豊か。 半分ほどいただいた後は、京都・原了郭の黒七味をさっと振り、 より深みある味に仕立てて飲みほします。 ふぅ~。 ここまでで、かなりのボリューム。 ![]() でも、まだまだまだ続きます。 許してくれませんから。 「本日の焼き物です。のどぐろの塩焼きです」 一流料亭に登場する高級魚です。 境港は、のどぐろはもちろん、松葉ガニ、ベニズワイガニ、天然クロマグロなど、 高級鮮魚、海産物が水揚げされる良港ですが、その恩恵をたっぷりと堪能してもらいたい。その思いから料理長、総支配人みずから新鮮な食材を求めて、生産者、業者を見つけてきたそうです。いいものが入らなかったら、釣りざおを抱えて浜へ行くこともあるとか(笑)。 ![]() お料理に合うお酒を、と所望したら、 スタッフの方が選んでくれたのがこちら。 気持ちよく冷えたところに、木の桶の香りがほのかに移り、さわやかです。 ![]() おしのぎ、として出てきたのは大山黒牛のにぎり。 一貫がそれなりに大きいので、食べごたえあり。 さっとあぶった肉の旨みが、ご飯にあいます。 美味しい。。。 その後、揚げ物として、白いかのおかき揚げ 青紫蘇とミョウガのサラダが。 白いかも高級な食材ですよね。 こちらもさりげなく登場しますが、贅沢です。 あ、これも食べてしまいました。 すみません。 ![]() で、次に出てきたのがこちら。 「?」 熱々の瀬戸の鍋の中に砂です。 ![]() スタッフが熱い砂をかき分けて中身を取り出してくれます。 ![]() フォイル、紙にくるまれた中身を丁寧に。 ![]() ![]() 出ましたぁ~。 東光園別製 鮑と茸の砂丘蒸しです。 また、アワビ?などと思わないように。 こちらは、洋風のさっぱりとしたソースをからめて蒸されているので、今までの料理の流れから、コースの印象を変調させてくれて、おもしろい。 でも、蒸すとどうしてこんなに柔らかくなるのでしょうね。 ![]() 南高梅のシャーベットがお口直しに登場して、 いよいよフィナーレです。 大山黒牛フィレ肉の炭火焼き、奥大山産こしひかりのご飯、香のもの、赤だし。 とどめは、わかりますか? 真ん中で隠れている大山黒牛のひとくちビーフシチューです。 香ばしい肉がジューシーに焼ける匂いと、 炊きたてのこしひかりで、 お腹いっぱいなのに、どうしても食べてしまう。 やっぱり、ご飯好きです。 しみじみ、美味しい。 ふふ。 幸せで、笑っちゃいます。 最後、本日のデザートが出ましたが、食べたのかどうかさえ記憶にありません(笑)。 それにしても、本当にたっぷりの量です。 今回は特別なメニューもあったのかもしれませんが、お客様にお腹いっぱいで満足してもらいたいと、あえてこれだけの内容、ボリュームにされているそうです。 11月から3月までは、境港が水揚げ日本一となる松葉ガニが旬。 今から楽しみにされる方もいらっしゃることでしょう。 たっぷり海の幸、山の恵みを味わい、温泉に浸かってワイワイ楽しむ。 これぞ、日本人の楽しみかたですね。 ごちそうさまでした。 うぅ、苦しい。。。。
by naoko_terada
| 2010-10-06 03:20
| 日本
|
Trackback
|
Comments(6)
![]()
おはようございます。
もー、もー、大大大好物のものばっかり! しかも、冬は蟹もですか!!! あー、想像しただけで涎が出てきましたよ。(笑) 早速HPを見に行っちゃいましたが、この内容でこのお値段にビックリ!! お値段が東京近郊の旅館と比べると、すごーーーくお安い。 早速、お気に入りの「行きたい宿」に入れさせてもらいました~。 久しぶりに国内旅行もいいな~。
0
![]()
hiyokoサマ
アマン帰りのお二人にはちょっと物足りないかなぁ(苦笑)。 しっぽり、しっとりというよりは、子供連れ、お友達同士などで手頃な値段でお腹いっぱい食べて、いいお湯に浸かる。 そんな楽しみ方がおすすめですー。 とにかくボリューミー!!
にょろサマ
こちら、3年前に運営が変わったのです。 ですから、もし、それよりも前でしたらまったくサービス内容が変わっているはずです。 これからは、松葉ガニの季節♪ 関西方面からどどっとお泊りにいらっしゃるそうです。 お湯もとても保温性があり、冬にはいいですね。 ぜひ、再訪されてみてください♪
なるほど,スゴイボリューム&アワビづくしですね~.
こりゃ,食べきれないわ…全部ハーフでお願いします(^^;) お湯に入って,ほてった体をビールで冷やしつつ こんなお食事が運ばれてくるのを想像しただけで なんだかほわ~んとリラックスできましたよ~(*^_^*)
鯔サマ
ここ、子供たち、おじいちゃん、おばあちゃん、おとーさん、おかーさんと家族でワイワイ楽しんでもらいたいお宿です。 とにかく美味しいものをたんといただくなら、お薦めです。 松葉ガニ。 東京の人間はピンとこないのですが、関西では、冬といえば松葉ガニ、らしいですね。
|
![]()
筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ![]() ![]() ツイッター ブログパーツ
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
カテゴリ
全体 東北応援! 福島 熊本 トラベル ホテル&リゾート エアライン ワイン&ダイン 掲載メディア 日本 TOKYO HOTEL マイ・フェイバリット 伊豆大島 その他 トラベルTIPS 新型コロナ わたしのこと Hav Cafe 島ぐらし タグ
ファン
ブログジャンル
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||