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君は五番目の季節
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森山直太朗コンサートツアー2005〜2006君は五番目の季節
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祖母に会った。まめに会いに行ったりはしてるが、ゆっくりと過ごすのは久しぶりだった。背骨も曲がり少し小さくなったように見えたが、話し出すと以前と変わらず元気な様子で、なぜだか安心した。

いつも陽気で少しいじわるなユーモアを言って家族を笑わせる。祖父が生きていた頃は、控え目で祖父を立てるような佇まいでもって家族の中でも一歩引いていたが、15年ほど前に祖父が他界してからは、めきめきとその頭角を現し、着々と勢力を広め、今ではもう森山家は彼女の独壇場である。

家の母も祖母も仲良く酒飲みだ。祖母は過去に酔って転んで怪我をしてしまい、何度か救急病院にお世話になったことがある。たいてい母は仕事先やその後でスタッフと打ち合わせ(←と称した打ち上げだと思われる)をしてる場所から慌てて駆け付ける。いつもお世話になってる掛かり付けの先生から、
「いや〜、お母さんとお婆さまがここにいらっしゃる時はたいていお酒臭いね♪」
と言われ、わかりやすく赤面したことがある。やはり血は争えない。最近、母と祖母のやりとりが親子漫才にしか見えなくなってきている。いっそ営業にでも出たらいいのだ。

親子とはつくづく不思議なタッグだ。俺にも親の性格で嫌いな部分と、大切だなと感じる部分がある。自分で思う自分の嫌な部分はことごとく親の血や悪い影響を受け継いでいたりする。とはいえ、どんな人間にも親に対して尊敬出来る部分が少なからずあるはずだ。結局、そんな尊敬できた部分で嫌な自分を克服していくのだ。もし自分という生き物がわからなくなったら、親を見れば自分が何者であるかが悲しいくらい見えてくる。

ちなみに祖母に、
「御徒町がバーバ(呼称)によろしく伝えるかわりに“ご冥福をお祈りします”って言ってたよ」
と伝えたら、
「ありがとうとだけ彼に伝えて」
と何食わぬ顔で答えた。文字通りもう神の領域に足を突っ込んでいる人間の貫禄だった。自分自身、長生きすることが必ずしも人生の目的だとは思わないが、自分らしく生きていられることはすごく有意義なことなのだと思う。



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U-WIDE ZOOM!にて
# by naotaroblog | 2006-05-24 11:29
昨日はレコーディングだった…のだが、なにを思ったかスタッフのドンク(ミスター哀愁でお馴染み♪)と浅草の三社祭りへ行って来た。つまりサボった。

いや、サボったのではない。楽曲と向き合い、身を削るような孤独を極める作業にはそれなりの忍耐と…忍耐が必要とされる。女子禁制(女のコのスタッフがいないだけだが)の男だらけのスタジオで、飲まず食わず(歌舞伎揚げのみ可)の過酷なレコーディング。現場は常にダラ…いや、ピリピリした空気が張り詰めている。時には緩和も必要である。ドンクと血の滲むような議論を重ね
「そうだ、祭りに行こう」
という結論に至り、満を持してサボることにした。

まず、立ち飲み屋に入りおじさん達と大相撲でひと盛り上がり、お次に一杯飲み屋で唐揚げと冷やしトマトをつまみにふた盛り上がり、そして仕上げにモツ煮込みで大打ち上がり。結局何軒にも及ぶハシゴに次ぐハシゴを重ね、つかの間の休日を謳歌した。

俺とドンクのなけなしの名誉の為に補足しておくが、休むのも大切な“仕事”のひとつなのだ。しかしながら、あらかじめ休みだとわかっている日に休むのは甚だ芸がない。仕事と知っていながらにこっそりサボるところにささやかな冒険心が芽生える。学生時代に授業を抜け出してファミレスでクリームソーダを口にした時のあの“自由”を思い出してほしい。見つかって先生に怒られたとしても、それもまた良き思い出となるわけだ。というわけで、この度のこともチーフマネージャーの前田にこっぴどく叱られるのはまず間違いない。とはいえ、今回の言い出しっぺはドンクだった気がする、いや、ドンクだと思う…いや、ドンクです。俺は最初からやめようとアイツを説得したんですけど、バレなきゃだいじょぶだ的な悪〜い目つきでそそのかされただけなんです。なので叱るならアイツを叱るのが筋だと思います。もうしません…大人しく曲とか作るので許して下さい。



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浅草の立ち飲み屋にて
# by naotaroblog | 2006-05-22 14:42
日曜の昼だ。これからレコーディング。最近はスタジオに篭って曲を作ることが多い。

弾き語りや鼻唄を録音して、そこに音を重ね合わせていく。リズムやサウンドのベーシックを組み立ててから曲を作る場合もあるが、森山の場合はメロディーや歌詞のイメージから音を照らし合わせていくことが圧倒的に多い。プリプロ段階なので色んな組み合わせが楽しめる。なんとも中毒性の高い作業だ。実験に実験を重ね、その曲に一番フィットしたアレンジを施していく。
元々弾き語りで完結しているタイプの人間だったので、ことアレンジメントに関しては興味がなかったのだが、最近はこのもっぱら音と音が組合わさって見える無限の風景にとりつかれてる。

今、我思ふ。音楽で何が伝えられるんだろ?答えは“わかんない”だった。ただひとつ言えることは、誰もいない真夜中の湖畔でひとり、ただただ深い悲しみをつまびくだけだと。その悲しみの波紋が公衆電話で泣いてる君へ、コンビニの入口で歌っている君へ、給湯室で笑ってる君へ、工事現場でサボってる君へ広がって伝わればいい。右手にギター、左手に絶望、こめかみにメルヘンを持ってのんびりとこの旅路を急ぎます。いつもの場所でみんなが待ってる…ていうか1時間遅刻、また怒られる。ではでは♪



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ミスター哀愁
# by naotaroblog | 2006-05-21 14:53
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