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長友啓典
Keisuke Nagatomo
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1939年大阪生まれ。1964年桑沢デザイン研究所卒業。日本デザインセンター入社。1969年黒田征太郎とK2設立。
エディトリアル、各種広告、企業CI、及びイベント会場構成のアートディレクションを手がけるほか、多数の小説に挿絵、エッセイ連載など、現在に至る。
日本工学院専門学校グラフィックデザイン科顧問
、東京造形大学客員教授




Translation to English

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装丁問答イッキ読み
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「PIKADON」
衣食住をテーマにイノチのことを考えます。




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装丁問答.37
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あとんvol.38に掲載された装丁問答です。



装丁問答.37 パートナーシップが生む丁寧な物づくり

クロダのKとケイスケのKでK2、ケイツーという事務所を設立して40年少しになる。だから黒田征太郎と僕が知り合ってからは50年近くになるというもんだ。思えば、親、兄弟、女房、子供より長い年月を一緒に過ごしている。「よく続いてますねえ」と感心される。作った頃は3年で、3ヶ月で、いや3週間でつぶれるだろうと取り沙汰された。

仕事上でのパートナーを組むというのは易しいようでなかなか難しいところがある。あれだけ愛し合っていた夫婦が性格の不一致という事で簡単に別れたりもする。「国」にしても「社会」でのいろいろにしても「人間」のする事。別れたり、結びついたりの話は日常茶飯事である。
若い時は意見、志、思考、思想など結びつくキッカケはなんでも良いんだが、続ける事が容易でない。志なかばという言葉があるように、人間関係において利害関係が生まれてきたり、妻とか子供とかまわりの状況も変って、いくつかの障害物が生まれてきたりする。ましてや、物をつくる、表現するクリエイターは微妙な感性があるので、何でもないことに敏感であったりする。

クリエイターに限らず全般的に人間関係は「継続は力なり」とひと言で片付けられるほど簡単ではない。じゃあどうすればよいのか。といえば「コミュニケーション」が大切だと思う。これは確かだ。

世間と、家族と、友人とのコミュニケーションを保ち、自分の「立ち位置」を常に確認していることが大切だと思う。だから時代を読めたり、家族と共に過ごせたり、友と飲んだり、語り合ったりができるんだと思う。
「話し合ったらええがな」と相棒はよく言う。要するに自分のアイデンティティーというか、自分をしっかり持っているということが、お互いパートナーとして成立する条件なのではなかろうか。これがなかなか難しい。

そんなこんなを含めてケイツーを見直してみると、相棒に「興味」を持つというのが一番だ。この人、次は何をやりだすのか? この場合どう切り抜けるのか? 何を考えているのか? 40年間というもの相棒に対しての興味は尽きることがない。「尊敬」できるかできないかも大切なことだと思う。

何に対しても興味を持ち、好奇心を抱き、尊敬することでコミュニケーションは成立すると思う。意識の「キャッチボール」ができているか、できていないか、だ。気を付けなければいけないのは、がんじがらめにならないことだ。歯車だって「遊び」がないとスムーズに回転しないのと同じだ。興味があって、好奇心があって、尊敬していたら90%はその関係がゆらぐことはないと思う。
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作家の村松友視さんから、最近文藝春秋から刊行された自著『武蔵野倶楽部』が送られてきた。村松さんは本の内容によって装丁家を替えられる。いつもいつも、それぞれが素晴らしい装丁となっているので楽しみだ。

この本のデザインをされた吉田浩美・吉田篤弘のパートナーシップに興味が湧いてくる。略歴を見ていると10年程前からの活躍と見た。数々の素晴らしい丁寧な物づくりに感心している。「クラフト・エヴィング商會」という制作ユニットでもあるらしい。
この二人の連名の時とこの商會名の仕事とどのように区別されているのか聞いてみたい。僕達のケイツーと同じなんだろうか。どんな悩みがあってどんな喜びがあるのだろうか。このあまりにも普通なデザインが本屋さんの店頭に並ぶと、こんなにパワーを発揮し、彼らの装丁が他の本を凌駕するのは何なんだろう。

自分達の事を話し過ぎたが、吉田さんご夫妻はどうなんでしょうかね。素晴らしいパートナーシップが永遠に続く事に「乾杯」だ。
by k2-d | 2008-05-27 21:05 | 装丁問答
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