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2017.04.08 O.A

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H:今日は4/8という事で、巷では入学式のシーズンの真っ只中ですね。

E:そうですね〜!私の通っていた大学が、桜並木の下を歩いて登校するという感じの通路だったんですよ。

H:なんか映画とかドラマでありそうな…!

E:本当に右も左も桜の咲いている道で、入学式とか春先は毎日ルンルンしながら(笑)通っていました!

H:いいね〜!じゃあ桜吹雪とかも?

E:そうそう!風が吹くと、本当に何かのMVみたいに桜が舞っていました。ただ一緒に銀杏も落ちてるんですよ(笑)

H:あ!ちょっと臭い感じのね!(笑)

E:その臭いもまた、春の思い出でした。

H:なるほどね。長崎を始め全国のみなさんね、春を感じて。そして学生のみなさんは入学式という事で、これからの学生生活スタートという事で頑張ってほしいと思いますね。

E:そうですねー!

H:まぁ僕らも心機一転!頑張っていきましょう!
はい、という事で今週のファーストソングは、この番組にも2回かな?遊びに来てもらいました!NYのジャズシンガーERIKAですね!ERIKAが日本でツアーをやる際に、専属で演奏している、Art Hiraharaさんというピアニストがいるんです。
その!Hiraharaさんが昨年12月に新しいアルバムをリリースしました!その中から聞いていただきたいと思います。Art Hiraharaさんで「Central line」

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H:今週はですね、素晴らしいアーティストにアメリカから来ていただきました。佐世保が生んだグラミーミュージシャン!パーカッション、そしてドラマーの小川慶太さんをお迎えしております。よろしくお願いします!

小川慶太(以下O:):よろしくお願いします。どうもー!

H:いや〜来ていただきましたよ!

E:はい〜!もう、豪華な!

H:いや〜あのね!慶太さんって、僕なんかが言うと変な感じがしてね。

O:変な感じがするね。いつもは慶太くんとか慶太とか(笑)何でもいいです!

H:では、慶太くんで!まずはね、プロフィールをご紹介ください。

E:1982年生まれ、佐世保出身、ニューヨーク在住のジャズドラマー・パーカッショニストの小川さんは、学生の頃から地元で様々なバンドに所属し、自らイベントなども企画して活動していました。高校卒業後は、甲陽音楽学院で二年学んだ後、上京。その後、奨学金でボストンのバークリー音楽学院に入学。その頃から世界的に有名なチェロ奏者ヨーヨーマを初め、様々なミュージシャンとジャンルの枠を飛び越えて活躍。そして、今年2月。色々なメディアでご存知の方も多いかと思いますが、小川もメンバーであるスナーキーパピーが、昨年に続きグラミー賞を受賞しました。

H:いや〜グラミー賞おめでとうございます!

E:おめでとうございます!

O:ありがとうございます。

H:受賞がわかった時は何処にいたんですか?

O:マイアミに居ましたね。スナーキーパピーのリーダー、マイケルリーグがやっているグランドアップというレーベルがあるんすけど、今年初めてグランドアップ主催のフェスティバルをやって、スナーキーパピーのメンバー全員がマイアミに集まって、フェスティバルで演奏をしていました。で、ちょうどステージの上でグラミー賞を受賞した事を知りました。

H:素晴らしい!!

E:すごいですね〜!!

H:もう長崎はね、スポーツでは内村航平選手。音楽は小川慶太さんでもちきりですよ!

O:いやいやいや(笑)

H:長崎はもう定期的には帰って来られないでしょ?

O:祐介くんとも一緒にニューヨークで演奏したERIKAさんと日本でツアーした時は、九州をよく回ってたので、佐世保に帰ったり、演奏したりしていたんですけど。最近はERIKAさんのツアーにもちょっと参加出来ていないですね・・。

H:佐世保出身という事で、なんと今回グラミー賞と合わせて佐世保名誉観光大使にも任命されたんですよね!

O:ギャグみたいな話ですよね(笑)

H:そんな事ないでしょ!(笑)

O:表敬訪問した時に言われましたね。

H:これもグラミー賞の受賞と同じで、なんの前触れもなく?

O:前触れなかったですね。もう〝えーっ?!〟という感じでした。〝俺でいいんですか?〟みたいな(笑)

E:いやいや、もう佐世保としては!ですよね。

H:ビックリですよね!小川慶太くん・・どんな人物なのかっていうのを、リスナーの方はとても知りたがってると思うんですよ。

O:本当ですか?(笑)

H:本当ですよ!なのでね、まずは子供時代はどうでしたか?

O:当時母が夜のお店を経営していたんですけれども、すごく演歌が上手かったんです。いつも家の中で歌の練習をしていたのをよく聞いてました。家の中では何かしら音楽が流れていて、ビートルズとかサムアンドナーファンクリーとか。でも子供時代は特に音楽をやりたいとかそういうのは無くて。昔ピアノを習わせたかったらしいんですけど、拒んだらしいです(笑)

H:嫌だったんだね(笑)

O:実家が農家なので、夏はクワガタとりにいって、海で遊んで、普通の子供ですね。中学校に入って、バンドをやりだしたんですね。

H:あ!やっぱりそうなんだ!

O:小学校の時はサッカーをやっていて、中高もやっていたんですけど、まぁ中学校くらいから周りがみんな音楽やり始めたり、バンドやり始めたりしてきたじゃないですか?

H:興味を持つようになったよね!異性にモテるには?ってね(笑)

O:そういう尖った感じで、カッコつけてた時代でした。その時太鼓に興味があって、バンドやるんだったら俺ドラムやりたい!って言って、そこからバンドでドラムをやるようになったのが一番最初ですね。

H:誰かに師事されたとか?

O:そうですね。元々ドラムをやりたいとなったキッカケがですね、小学校6年生くらいの時に、地元のローカル番組をつけた時、ちょうどジャズライブの番組がやってたんですね。その時にドラムソロをやっていて、それですごく衝撃を受けて、かっこいい!って思ってドラムをやりたいという気待ちが強くなり、中学校でドラムを始めました。それから高校に入った時に、地元に島村楽器があるんですけど、そこによく出入りするようになって、そこにあるエレキドラムとかで放課後練習して・・って迷惑な話ですよね(笑)もう毎日現れていて、そしたら楽器屋の店員さんとよく話すようになって、当時居たのが田中さんなんですけど。

H:田中さん聞いてるかも!(笑)

O:うん、多分聞いてると思います(笑)その田中さんに地元のカフェのマスターがドラムやるから会ったらいいよって勧められて。で、マスターにも言っててくれたみたいで、こういう若い子がいるって。そこでたまたま当時やっていたバンドで演奏する機会があったんですね。それで演奏終わった後にマスターが『俺、教えてやるけんが!学校終わったら毎日来たらよかよ!』とか言ってくれて。そこがガーネットというお店なんですけれど、学校終わったら毎日、佐世保のガーネットに行って、マスターのタボさんに教えてもらいながら、終わった後に島村楽器行って、また楽器わんわんやって、家に帰るという。

H:なるほどね〜。

O:でも高校の時に一度ドラム禁止になったんですよ。中学校卒業して、高校入る前に北高に行くって決まったあとに、音楽をずっとやっていこうって決めたんですよね。でももう、北高に入ったらすごい勉強、勉強、大学・・という先生方が沢山いたので、そこからよく先生と戦ってたんですけど、高校一年生の時に禁止になって、その時に1番怖い生徒指導の先生に当たったんですよ。こっぴどくやられて、その後に色々話をしたら、お前なんばしたとか?とか言われて、それで音楽をずっとやっていきたいって話をして・・また大学行けとか言われるのかなと思ったら、お前音楽するんだったら、真剣にしろよと言われて。別に大学行かなくても何でもいいけど、やりたい事があるんだったら一生懸命やれと。それでなんかハッと思って、こういう事を言ってくれる人が初めてだったし、そこでパッと自分の中で切り替わって、そこから一生懸命やるようになりました。まっすぐ向き合うようになって、当時は地元で20個くらいバンドをやっていて・・

H&E:えぇ〜っ?!20個?!(笑)すごい!

O:当時ドラムがあまりいなくてめちゃくちゃやってました(笑)で、色んなバンドをやっていて、そのバンド達が全部一緒にまとまって地元の音楽シーンを盛り上げたいなという気持ちがあったので、高校2年生くらいの時に、当時お世話になったジュピターというライブハウスがあったんですけど、そのおばちゃんにお願いして、そこのビルの2階くらいを貸し切って、自分で機材運んで、ステージも自分で作ったんですよ(笑)

E:すご〜い!

O:で、PAも当時触ってたので、PAしながらステージ作って、自分の出番の時は演奏しに行って。10バンドくらい呼んでたんですけど、そのうち6バンドくらいは自分のバンドで(笑)

H&E:(笑)

O:でもその時500人くらい来たんすよ!地元の佐世保で!

E:え〜!

H:すごい!!

O:もう一生懸命だったから、片っ端から卒業名簿の番号全員ばーっと、小学校、中学校電話して、買ってくれる人には、チャリンコでチケット手売りで売りに行って
・・みたいのをひたすら、がむしゃらにやってましたね。でも周りでサポートしてくれたりとか、大人の人たちだったり、色々ないい出会いがあって、一緒にみんなで盛り上げた感じがありました。だからその高校生の時の経験ってのは、今でもずっと役立ってます。

H:そうなんだね。じゃあやっぱり根底には佐世保ラブ!というかね。

O:そうですね!

H:という事でですね、最後は、この作品を聞かないと!慶太くんが参加しております、アメリカのスーパーバンドスナーキーパピーの去年リリースのアルバム『CULCHA VULCHA』から1曲聞きながらお別れしたいと思います。今週のゲストはグラミー賞アーティスト、ドラマー・パーカッショニスト小川慶太さんでした!

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H:今週はゲストに佐世保が生んだグラミーミュージシャン、小川慶太さんを迎えてお送りしましたがいかがだったでしょうか?

E:はい、素晴らしいゲストに来ていただきました!

H:本当ですね。今週はね、慶太くんの高校時代までのお話をお聞きしたじゃないですか?やっぱり言葉の端々に地元、佐世保を愛する気持ちが出ていましたね。とても好感を持てましたし、これから絶対慶太くんは、佐世保のみんなに恩返しをしていくと思いますよ。

E:そうですね!これから楽しみですね!

H:はい、という事で今週のテーマは〝お花見〟です。

E:はい、という事で今週はJohn Coltrane&Johnny Hartmanの「My One And Only One」を選んでみました。

H:これをセレクトした理由は?

E:これはお花見というか、桜の時期なんですが、私のデビューした時期がちょうど2月末、3月あたりで・・その頃に色々な音楽を聞こうとトライしていて、ジャズバーとかジャズ喫茶とかそういう場所によく出入りしていて、その時に流れていた曲の中の1曲です。なので少し不安だったり、期待だったり、そういったソワソワした気持ちを思い出す1曲ですね。

H:なるほどですね。思い出深い1曲という事で。

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ジョニー・ハートマン & ジョン・コルトレーン「John Coltrane and Johnny Hartman」 https://itunes.apple.com/jp/album/john-coltrane-and-johnny-hartman/482962292

H:という事で、ナビゲーターは平戸祐介と

E:アシスタントはEmily stylerでした。

H:みなさんカジュアル&リラクシングな週末を!

H&E:バイバーイ!





by mono-creation | 2017-04-27 20:01 | アーカイブ | Comments(0)

YUSUKE HIRADO MUSIC HORIZON

  • FM長崎
  • 毎週土曜 21:00~21:55
  • DJ / 平戸祐介  Emily Styler

日本のジャズ・クラブ シーンを牽引し、様々なミュージシャンとも親交もある平戸祐介(長崎出身のジャズ・ピアニスト)によるProgram。 新進気鋭のシンガーEmily Stylerがアシスタントを担当。JAZZをメインにスタイリッシュなブラックミュージックを普段着感覚のトークとともに。また、2人の親交あるミュージシャンやゆかりのある方々をゲストに迎えて様々なカルチャーにもフォーカス。