【Jeepta】4.24@渋谷クラブクアトロ |
2010.04.24(SAT)@渋谷クラブクアトロ
〈ぬこ屋敷〉です。
GW前の4月24日(土)、かつてインタビューを掲載したJeeptaのレコ発があったので、〈ツーブロック〉と行ってきました。
4月7日にシングル『日進月歩』でメジャーデビューを果たしたJeepta。
リード曲の「日進月歩」が映画『最高でダメな男 築地編』主題歌、そして日本テレビ系『フットンダ』(タカアンドトシがゲストとモジるヤツ!)4月度のエンディングテーマとなったのですが、特に『フットンダ』なんて、すっかりJeeptaの曲が流れることを忘れていて、毎回PVが流れる度、「あ、そうだった!カッコいい曲だと思ったら、Jeeptaか!!」と、驚いていた私です(半分フィクション)。
GWに開催された『ARABAKI ROCK FEST.10』にも出演し、昨年に続いて『ROCK IN JAPAN FES.2010』への参加も決定するなど、Jeeptaの周囲が賑やかになって来たのを次第に感じる今日この頃ですが、彼らとの出会いは、2007年2月(多分!)。
千葉のライヴハウスに、あるバンドを観に行った時に偶然出演していたのが彼らでした。
今でこそ個性的なファッションに身を包み、独創的なステージングで魅せるギターのchoro氏が黒いTシャツ&パンツ姿、ヴォーカル&ギターの石井くんもなぜか前髪を結って、おでこを丸出しにしてました(笑)。
と、そんなヴィジュアル面の印象はともかく、彼らの出す音とメロディに圧倒され、ライヴ終了後、アンケートを配りに来たリーダーのサトウくんにすぐに声を掛けたのを覚えています。
その後、ホームグラウンド・稲毛K'S DREAMでのワンマン、都内での自主企画の開催、全国ツアー、MINAMI WHEEL'08&COUNTDOWNJAPAN0809への出演と、年間90本におよぶライヴ活動によって次第に活動の幅を広げていくにつれ、彼らの名は全国区となっていきます。
そのJeeptaの『日進月歩』リリースイベントは、2月にメジャーデビューしたばかりのQwaiに、昨年4月にデビューしたSPANK PAGEと、注目の同年代バンドを迎えて開催。
1曲目は、イントロのchoroのトリッキーなギターフレーズがJeeptaというバンドの個性を主張する「Loop」。
今どきこんなギターソロから歌に入るバンドなんていないものだから、ライヴで初披露されたのを聴いた時は、それはもうセンセーショナルでした。
あ、もちろん良い意味で、ですよ!
「CONTINUE」も、歌の裏で聴かれるギターのカッティングが印象的なナンバー。
そして彼らのライヴに無くてはならない曲に成長した「シナリオ」を演奏した後は、石井のMC。
この時のメンバーは武者震いするほど気合いが入っていて、デビューを機に、新たな次のステージに進もうとする彼らの"決意"と"覚悟"のようなものを感じました。
デビュー曲「日進月歩」、そしてインディーズの頃からの代表曲「旅路」で、客席から一際高い歓声。
新曲「理想郷」では客席でモッシュが起こるという、これまでの彼らのライヴでは目にしなかった光景も。
かつての彼らのホーム、稲毛K'S DREAMで行なうライヴでは、独特のノリと空気があるのですが、それとは異なる目の前の状況に、彼らが新しいファン層を着実に獲得していっているのを実感しました。
昨年10月に前ドラマーが脱退し、以降、新メンバーとして加入した小笠原大悟(当初はサポートで参加)。
以前、サトウに小笠原とのコンビネーションについて訊ねた時に、強い手応えを感じていることを答えてくれたことがあったのですが、彼のその答えが確実に形になっていることをこの日の会場にいた誰もが感じたはず。
そして、Jeeptaのハッとさせるような展開や予想できないアレンジにあふれたサウンドが、これからも私達を良い意味で裏切り続け、音楽シーンをかき回してくれるだろうことを期待させる、素晴らしいライヴでした。