9月から約半年間の毎日新聞社でのインターンシップは、私にとってとても貴重な時間となり、MOTTAINAIキャンペーンをはじめとして多くのことを学ぶことができました。
記事を書かせてもらい、訂正部分や表現の仕方などをアドバイスしていただき、実際に記事になった時の喜びを知ったことで、改めて伝えることの大切さや難しさを実感しました。
今回のブログでは一番記憶に残っているタイの福祉施設、バーンロムサイの取材で学んだことについて書きたいと思います。

2014年12月に伊藤忠青山アートスクエアで開かれた「バーンロムサイの物語」の展示会へ行き、バーンロムサイ代表の名取美和さん、長女の美穂さんへ取材しました。初めての取材だったので少し緊張しましたが、名取さんたちが素敵な笑顔で語ってくれたので話しやすく、いい取材が出来ました。
また、直接話すことで資料だけでは分からないことや、表情、声のトーンなどを感じることができ、伝えるべきことは何なのかが明確になったと感じました。
パーンロムサイはタイ北部のチェンマイにあるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に母子感染した孤児たちの生活施設です。展示会では、子供たちが描いた絵や工芸品が販売されており、色鮮やかな物から白黒の物、個性あふれる作品が並んでいました。

販売された収益は、バーンロムサイの経営費に使われるそうです。
子どもたちは絵を描くことで笑顔になり、免疫力の向上に繋がります。
実際に、幼くして亡くなった子どもたちの話を聞いたことで、自分自身が今、こうして生活できていることを大切にしなければならないと思いました。
また、笑顔には人々の心を動かす、大きな力があることも改めて学びました。
他人に対して笑顔で話すことはもちろん
辛いことがあっても笑顔になることで気分が晴れることもあると思いました。
命を大切にすることこそがMOTTAINAI精神につながると実感した体験でした。
この半年で経験し学んだことをこれから生かしていき、笑顔で生活できるよう心がけたいと思います。お世話になった皆さん、ありがとうございました!
